ゼスト

ゼストについて

ゼストは、ライフをベースにした新しいハイトワゴンであり、実質的にザッツに代わるモデルとして開発が行われました。発売は、2006年3月となっており、ゼストとゼスト・スポーツの2本立てでの展開が行われました。ゼストのスタイリングの特徴としては、大変存在感あるフロントグリルと、あえて段付きとしたサイドウィンドーグラフィックスが他との差を生んでおり、ゼストらしさをアピールしていました。ハイトはさほどでもありませんが、低床設計により、充分な居住空間を備えており、大変広い室内空間を実現することに成功しています。パワートレーンは、2プラグのi-DSI採用の656ccPO7A型直列3気筒SOHCとなっており、自然吸気の52psで、専用外装パーツを備えたゼスト・スポーツには、ターボの64psも設定されました。全車FWDで4WDの設定はなく、トランスミッションは「インパネシフト」の4段ATとなります。前後席に対応したサイドカーテンエアバッグが設定されており安全対策も充実していました。 2007年1月には、ゼストは1タイプへの絞り込みが行われており、人気のゼスト・スポーツをメイン車種として展開が行われました。2008年12月には、マイナーチェンジが実行されており、ゼスト・スポーツをより差別化するためにゼスト・スパークに名前を変更しています。HIDヘッドライトや専用のフロントグリルやバンパーで装飾され、スポーティーさと上質さがプラスされさらなる個性をアピールしました。同時にスマートキーシステムやCDプレイヤー、バックモニター付きオーディオなど、ライフに準じた装備も用意され、ユーザービリティの強化が行われています。また、エンジンの改良も行われており、燃費性能が向上しました。2011年2月の小改良ではナビ対応を実装しました。2011年10月には、Gタイプの特別仕様車「ダイナミックスペシャル」を発売しました。大型テールゲートスポイラーやカラードサイドシルガーニッシュ、14インチアルミホイール、フルオート・エアコンディショナーなどが装備されており、価格も変更し、展開しています。2012年10月には生産を終了しており、11月には販売を終了し、ホームページの掲載も終了となります。しかし、後継車としてN-ONEの発表が行われており、姿形や名称は変わりますが、ゼストの遺伝子は引き継がれていくことになりました。