ストリーム

ストリームについて

ストリームは2000年10月に本田技研工業株式会社から発売された5ナンバーサイズの3列シート7人乗りのロールーフミドルサイズミニバンです。初代は、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、市街地でもアウトドアでも柔軟に対応できるその利便性の高さが受け、販売台数を伸ばしました。 2代目ストリームは、キープコンセプトで2006年7月に本田技研工業株式会社より発売されました。5ナンバーサイズ/7人乗りはそのままキープとなり、全高を抑え立体駐車場への入庫に対応するなど街中での利便性に注意が払われています。薄型燃料タンクを採用することにより低床化を実現しており、薄型にしたことで座席下にタンクを配置することが可能になったことにより、ホイールベースを20mm延長して3列目シートのスペースを拡大することが可能となりました。パワートレーンは、すべてi-VTECの直列4気筒SOHCを装備しています。20はドライブバイワイヤ採用のR20A型150ps、1.80はR18A型140psという充分な馬力を発揮しています。20がCVT、1.80と4WDは5段ATとマッチングされており、スポーティーなRSZにはパドルシフトを装備させました。サスペンションは先代の流れを汲む前マクファーソンストラットで、後ダブルウィッシュボーンを装着。ミリ波レーダーにより車速/車間を制御する「IHCC」もオプションにて設定可能となっています。 2007 年8月には、シートを中心に改良が行われました。2009年6月には、マイナーチェンジが実施されており、エクステリアを一部刷新するとともに2列シートで専用サスペンションやテールゲートスポイラーを備えたRSTと、XXをベースに追突軽減ブレーキ「CMBS」やVSAなどを備えたGiを追加ラインナップしています。2009年9月には、RSTのエアロパーツを纏うSパッケージ、XをベースにRSZの内外装を備えたZSを追加設定。2010年4月には、TSを追加と次々とラインナップの幅を広げました。2012年4月には、2列目シートを2座として6人乗りに変更しており、VSAを標準装備も行われました。 しかし、2000年から販売されたストリームも時代の流れに飲まれ2014年6月に販売中止することが発表されました。市場から姿を消してから2015年にジェイドが発売されるまで、ホンダが販売する車高を抑えたミニバンは一時的に姿を消すことになりました。