フィット

フィットについて

フィットは本田技研工業が販売する5ナンバーハッチバックカーです。初代の登場は2011年6月で、ロゴの後継車両として開発された車です。2017年6月に4年ぶりのマイナーチェンジを行いました。Accを含むホンダの先進技術である、ホンダセンシングを採用し、ボディも改良を加え、肉厚のアップ、空気抵抗を改善、エンジン内のフリクションを低減、新しいダンパーを搭載、パワステの応答性向上、静粛性の改良と全体的に評価が高かった先代のフィットを全体的にグレードアップした形になります。新グレードであるハイブリッドSは、静粛性と走行性能が向上とマイナーチェンジというよりも、フルモデルチェンジと言った方が近いかもしれません。全体的なグレードアップに成功したフィットですが、先代での課題であった硬めの乗り心地と、悪路走行時のガタガタ感ですが、今回のマイナーチェンジで見事に改善されています。新型フィットは乗り心地が柔らかくでこぼこ道でも飛び跳ねるような感覚はなく、流れるような優しい乗り心地です。中でも新グレードのハイブリッドSは、加速から最高速までまるで高級車に乗っているかのような静粛性を実現しています。更に先代は7速ATの切り替えがスムーズではなく、ガタガタする感じを受けましたが、それも改良の手が入っており、なめらかになり加速性能もあがりました。燃費面でもハイブリッドタイプでJC08モードで37.2km/リットルとかなりの低燃費を実現しています。協力なライバルを有する市場ではありますが、今回のマイナーチェンジで弱点をレスポイルするだけではなく、性能面に見事に上乗せしてきました。新型フィットの出来は抜群で満を持して登場した感があります。他社のハイブリッドと比べるとガソリン車の運転感覚に一番近く、ハイブリッドデビューする人にとっては一番入りやすいのではないでしょうか。もちろんハイブリッド車だけではなく、ガソリン車も素晴らしい出来で、JC08モードで24.6km/リットルとかなりの低燃費性能を誇ります。「エンジンのホンダ」という呼び声は伊達ではありません。また、なんと言ってもホンダは独自の技術である「センタータンクレイアウト」でタンクを小型化することに成功している為、車内空間が広いです。後部座席を使うことが多いファミリー層などにはその強みがかなり有利で、ライバル車両よりもその点で一歩抜き出ているといえるでしょう。