CB

CBについて

CBは、本田技研工業が販売しているオートバイです。初めて世の中に生を受けたのは1955年の全日本オートバイ耐久ロードレースの為に開発されたことがきっかけでした。人気のCBR1000は、ベースにした水冷直4燃料室形状の見直しを行い、吸気ポートを拡大し、各パーツのバランスなどを極限まで見直し、最適な軽量化を行いました。それにより大変トルクフルな良好なパワーフィールと質の高いエンジンコントロール性能を誇っています。エンジンのドライバビリティも素晴らしいバランスとなっており、スロットルをスポーツモードでどのように開けたとしても、大変なめらかに動きリニアな反応を示し、気のままに思い通りのパワーを引き出すことが可能です。更に、高回転域で発揮するパワーも素晴らしく、心地よい伸び感を感じることができ、穏やかならないエンジン性能を誇ります。一方でハンドル周りに4000回転付近を超えると硬い微振動が出始め、6000回転以上の領域になると車両全体から体に振動が感じられます。穏やかな乗り心地を求める人にとっては若干気になるところではありますが、日本の常用域ではその回転数に至ることはまず少なく、全体を通しても車体の操作系の穏やかな応答を遺憾なく楽しむことができるでしょう。仮に160km以上でスポーツライディングすることを仮定すると、暴れん坊のような印象を受けますが、その代わりに獲得した常用域でのドライバーズフィーリングは大変魅力的であると言えます。本来、同クラスに求められる性能としては万能で走りを楽しみたい大人のバイクと言えるでしょう。エクステリア面では、走行感を追い求めて生み出された凝縮感のある台形プロポーションとなっており、スポーツバイクとしての普遍的な価値を高めることを目指す新世代CBが発しているメッセージを感じるエクステリアとなっています。タンデムシートを外してみるとその下には小さな収納スペースが存在しています。標準装備されているETC機器の本体が装着されており、さらに工具類も収納されています。充分な幅を確保し、シートの自由度を高め、同時にシート前方の幅を抑えることで、シート高を抑え、良好な足付きが可能となっています。また使い勝手を考えた多機能液晶メーターが備えられており、ドライビングの邪魔をしない設計となっています。また自動採光バックライトやマルチカラーラインインジケーターなどが装備されており、ユーザービリティも高められています。