ベンリィ110

ベンリィ110について

ベンリィは、本田技研工業が製造販売するオートバイで初代の登場は1953年です。当初は車名としてベンリィが使われていましたが、モデルチェンジなどを繰り返すうちに51ccから125ccクラスのバイクを表すシリーズ名として使用されていました。その後2011年になりスクーターに車名として使われて今日に至ります。ベンリィ110は基本設計は兄弟車である50ccと設計は同じとし、燃料切れ知らずの大容量燃料タンク10リットルや大型の荷物も積載できる大型リアキャリアや安定感が魅力のブレーキシステムを継承しています。50ccとの大きな違いは、排気量をパワーアップさせ、最大積載量を30kgから60kgに拡大した事です。便利に物を運べるお手軽なベンリィを更に便利に使い勝手をプラスしたのがベンリィ110です。50ccから110ccに変更した事により、２段階右折も不要となり、より配達など物を運んだり移動したりするのに便利になりました。またスピードも積載量もアップしているため、効率的に稼働する事が可能です。パワートレーンはパワフルで静粛性が高い110cc空冷4ストローク単気筒エンジンを採用しており、低速から中速に至るまでの加速感が気持ちよく、荷物を搭載していてもパワフルに発進でき、加速の伸びも素晴らしく心地よいドライバーズフィーリングを実現しています。新設計の高剛性フレームと低めに設計された車体で常に安定したコーナーリングを実現しており、その安定性と素直なハンドリング性能からくる扱い易さは万人に支持されるバランスのとれたスクーターといった印象です。またブレーキシステムもコンビブレーキが継承されており、後輪ブレーキに連動して前輪ブレーキも作動するブレーキでブレーキ時の車体の揺れが少なく、安定したブレーキ性能が大変優秀。便利なベンリィというキャッチフレーズ通り様々な便利機能が装備されているのも魅力の一つです。ピッキングを防止してくれるシャッター付きキーシリンダーやヘルメットの盗難を防止するキーロック付きヘルメットホルダー、視認性に優れたスピードメーターに小物の収納に便利なインナーポケット、最大1kgまで荷物をかける事ができるフロントフックと多機能です。若干荷物を搭載していないときは揺れが強くなるような感覚を受けますが、元々ベンリィは配達など物を搭載して移動する事を前提に作られている事もあり、物を搭載していない状態を想定していないため仕方ないでしょう。とはいえ、そこまで気になる部分でもないため、神経質な方でなければ気にならないともいえます。