タクト

タクトについて

タクトは、本田技研工業が製造販売する50ccの原動機付自転車です。初代の登場は1980年9月にさかのぼります。発売当初から38万台のヒットを記録し、長年にわたり様々な年代のファンを獲得し続けてきたスクーターです。特徴はとことん日常使いにこだわった機能性で、ドライバーの生活の一部にとけ込む使い勝手の良さが自慢です。2002年には一旦生産終了という憂き目に遭いますが、その後2015年に復活を遂げます。現行の新型は2016年2月と2017年10月に発売されました。最新型ではアイドリングストップ・システムが装備され、信号待ちなどの停車時に発生する余分な燃料消費や騒音、排出ガスを抑え、燃費性能や環境性能を向上させています。更に環境性能や省燃費性能に優れた50cc水冷エンジンのeSP、PGM-FIを搭載しており、抜け目がありません。安全面では、Honda独自の連動ブレーキシステムであるコンビブレーキシステムを装備しており、バランスの良いブレーキングをアシスト。安全性能プラス操縦しやすさに繋がっており、日常使いの強い味方です。タクトではローシートを採用しており、足が楽に地面に付くちょうど良い高さで乗る人を選ばない日常の足として活躍してくれます。ラゲッジボックスの広さもタクトの愛される点です。シート下には容量20リットルものラゲッジボックスが搭載されており、大きめのヘルメットはもちろん、書類や鞄、買い物袋など様々な物を手軽に収納する事が出来ます。フロント左側には大きめのインナーラックを用意しており、ペットボトルも収まる便利なサイズ。コンビニフックといわれる大型のフックが中央に設置されており、名前の通りちょっとしたコンビニでの買い物袋もかける事ができます。シート下のラゲッジボックスや全面のコンビニフックだけではなく、リアキャリアも装備されており、そのまま荷物をくくり付けて運んでもいいですし、BOXを取付けて更なる収納力アップに使ってもいいでしょう。また、メーターは燃料やスピードメーターなどシンプルな作りで誰でも分かり易い表示です。さらに時計を表示する機能がついており、運転中に時間が気になってもメーターを見るついでに確認する事が出来て大変便利です。運転中に腕時計を見るのは危険ですし、面倒なものです。この機能があればそんな煩わしさからも解放されますね。タクトは普段の足としてちょっとした買い物やおでかけに使える便利なバイクとして収納力、走行性能、機能面で大変優秀です。長年多くの人から支持され愛され続けているのもうなずけます。