クロスロード

クロスロードについて

初代クロスロードは、1993年11月に本田技研工業株式会社からベルノ店向けとして登場しました。ホンダはRVブームであった当時、クロスカントリーモデルを擁していなかったということもあり、提携関係にあったローバーグループからランドローバー・ディスカバリーのOEM供給を受け、クロスロードを発売しました。生産は、イギリスのソリハル工場で行われ、日本に導入されたのは5人乗り3ドアと7人乗り5ドアの2タイプのラインナップでした。5ドアは、3列シートとなっており3列目は左右跳ね上げ式を採用していました。パワートレーンは、3.90のV型8気筒OHV電子制御燃料噴射EF1型180psを縦置きに配置し、ZF製のロックアップ付き4段ATとマッチングしました。駆動方式は、センターデフを持つフルタイム4WDとなっています。ボディサイズは、全幅こそ1.8mありましたが、全長は5ドアでも4.5mほどしかないという大変コンパクトな作りとなっていました。ホイールベースは 2.5m強と短めでしたが、最小回転半径は6mと大きくとられました。最低地上高は240mmを確保しています。サスペンションは、前後とも固定の本格的なクロスカントリー仕様となっており、ブレーキは4輪ディスクです。フロントグリル中央にホンダのHマークが施され、フロントフェンダーにCROSSROADのデカールが、リアに背負ったスペアタイアカバーにも車名ロゴが刻印され、クロスロードのブランディングが行われました。 2代目クロスロードは10年近い時を経て、2007年2月に発売となります。スクエアを基調としたコンパクトなボディが特徴で3列シート/7人乗りを実現しています。リア側ドアは80度という広々オープンドアになっており、2列目は前倒して大幅スライドが可能であるため、3列目への車内移動もラクラク。応急パンク修理キットで実現した3列目シートは車内外から片手で簡単に倒すことができ、荷室は5人乗りで3480(社内値)を確保し充分な居住空間を捻出しています。パワートレーンは、直列4気筒SOHCを採用しており、i-VTECの1.80版R18A型140psと20版R20A型150psを発揮。変速機は5段ATを装備しています。「インパネシフト」としたATは1から3速に切り替え可能なD3モードを備えており、オフロードや山道などでの使い勝手も考えられた装備です。グレードは1.80がFWDの18L、18L Xパッケージ、4WDの18X、20がFWD&4WDのX、20Xiとバリエーションのあるラインナップを揃えていました。