CR-Z

CR-Zについて

かつてのライトウェイトスポーツ、CR-Xが満を持してハイブリッドへ進化して復活しました。それが2010年2月に本田技研工業株式会社から登場したCR-Z。IMAシステムは先行していたインサイトの発展型となっており、パワートレーンは、1.50のi-VTECであるSOHC・16バルブが装備されています。トランスミッションは、7段パドルシフトを備えており、CVTと6段MTが用意されています。エンジン出力は、前者用が113ps、後者用は114psとともに高出力を使い分けています。間に収まるモーターは、インサイトと同様となっており、10kWの薄型ブラシレスで、エンジンと合わさったときの加速性能は抜群となっています。性能もさることながら気になるのはスタイリングの部分。スタイリングは、ショートホイールベースと後部を絞り込んだデザインとなっており、スポーティーさを主張しています。室内は2+2ながら4人乗車が可能となっています。走行モードはECON、ノーマル、スポーツの3つが選択可能となっており、特にスポーツではパワーのみならずステアリングのレスポンスも上クラスとなっています。 2012年9月のマイナーチェンジによりエクステリアを中心に装いを新たにしており、同時にエンジンをCVT車で118ps、6段MT車で120psとパワーアップを果たしています。モーターも15kWへ出力増強しており、さらにバッテリーを高性能リチウムイオンに換装し、抜目がないパワーを発揮しています。ボタンひとつでよりスポーティーな走行性能を楽しめるプラススポーツシステムを新たに搭載するなど野心的な開発が光ります。軽量17インチアルミホイールと専用サスペンションを備えるモデルも追加されました。2013年10月、装備の改良を実施しており、ボディ色にツートーンカラーを追加し、バリエーションも豊かになりました。2015年10月には、外観デザインを刷新したほか、足回りやブレーキの強化、装備の充実を図ったマイナーチェンジが実施されており、よりドライビングフィーリングを存分に楽しめる胸躍るマシンへと進化しています。2015年には、2度目となるマイナーチェンジが行われ、外観デザインを刷新し、今までとは装いを新たにしました。しかし、2016年には、生産終了となり、翌年の2017年1月には販売終了となり、ホームページからも掲載が消滅し、歴史に幕を閉じる形となりました。