NSX

NSXについて

NSXは本田技研工業が販売する2シータースポーツカーです。初代は日本がバブル景気に沸いていた1990年に登場しました。エンジンをミッドシップに搭載したスーパースポーツカーですが、トランクスペースなど収納面も確保し、その実用性の高さからジャパニーズスーパーカーと呼ばれました。日本の景気の冷え込みと共に販売台数が減少していき、2005年には月間販売数は10台ほどとなり、2005年7月には生産終了を発表し時代の流れに埋もれることになりました。しかし、2016年に2代目として復活を遂げたのです。ミッドシップに3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、フロント×2・リア×1の3モーターハイブリッドシステムが搭載されています。それによりシステム最高出581psの最大トルク646Nmという絶大なパワーを発揮。トランスミッションは素早いシフトチェンジを可能にする9連DCTで、4つの走行モードから選ぶことができます。モーターのみのEV走行も可能となっています。また、理想のハンドリングを求めシャシーも開発されており、ドライバーの操作に忠実に反応し、切れのよいコーナーリングを実現している為、究極のドライビングプレジャーを体感することができるでしょう。空気抵抗を抑え、冷却力を最大化する設計がなされており、まるで地面に張り付いたような感覚をドライバーに与えます。エクステリアはダイナミックかつ軽やかという相反するイメージを両立する芸術的なフォルムとなっています。インテリアは運転席ではなくコックピットという言葉がしっくりくるスーパースポーツカー仕様。ベースからすべてドライバーを中心に設計されており、メカニズムをコンパクトに収納し、そしてドライバーシートを中央に配置することで理想の前後重量比である42：58を実現しています。さらに徹底した低重心化を行うことにより車体の安定性を向上させ、それにより操縦の安定性を高めています。体に吸い付くようなシートとステアリング。アクセルと一致するトルク感、思いのまま駆けるコーナーリング性能とコックピットに座るだけでクルマの一部になっているかのような素晴らしい一体感を感じることができます。もちろん視界も計算しつくされており、開けた視界から運転に集中することができます。細部にもこだわりつくされており、ステアリングホイールは皮を縫い目なく巻いており、手に吸い付くような上質の手触りとなっています。