VTR

VTRについて

VTRは、本田技研工業が製造販売するオートバイです。起源は1982年に製造販売されたMC08型VT250Fでその流れを組みロードスポーツタイプの普通自動二輪車として生まれました。パワートレーンは低速時で十分なトルクを発生させ上質な走りを感じさせてくれるPGM-FI採用水冷4ストロークVツインエンジンを搭載しています。自動で適したタイミングで燃料噴射制御を行ってくれ、燃費性能を向上させ、心地よりレスポンスとスムーズな加速性能を発揮してくれます。上質な爽快感と運転する事に対する喜びを感じさせてくれる高性能なエンジンです。VTRといえば、Vツインエンジンだけではなく、忘れてはならないのが「ピボットレス・トラスフレーム」というVTR独自のフレーム。スイングアームを取付け、後輪から伝わる揺れや振動を吸収しドライバーに与える不快感をシャットダウン。シャシーにハイテンションスチールを使用し、得られる高剛性と強度、柔軟性は最適なドライバーズフィーリングを提供してくれます。安定したコーナーリングが魅力です。フロントサスペンションにはテーパーフリーバルブ付きのテレスコピックタイプ、リアサスペンションにはH.M.A.Sを装着し、二つの組み合わせにより軽快でスポーティーな走りを生み出しています。ブレーキはフロントに軽量なフローティングディスクとデュアルピストンキャリバー、リアにはディスクブレーキを装備し、安定した安心感のある制御を実現しています。メーターにはアナログ２連メーターを採用し、分かり易いシンプルな設計と渋いデザインが光ります。乗る人を選ばない自由度の高いダブルシートを採用し、長時間のツーリングでも疲れづらい自分にフィットしたポジションでの運転が可能です。収納は荷掛けフックとヘルメットホルダー、シート下収納スペースと気の利いた収納が装備されています。VTRはデザイン面でVTR独自のダイヤモンドフレームというフレームを使用しており、ダイナミックで存在感のあるどっしりとした印象が特徴です。その見た目に似合わず燃費性能が大変よく、コーナーリングもドライバーの意のままに傾ける事が可能で取扱い易い250ccネイキッドバイクとして大変人気が高いバイクです。最新の機能と運転性能とはうらはらにレトロな雰囲気を醸し出しているカラーリングやパーツ類もポイントが高いです。250ccということで車検も必要がないバイクで気軽にかっこいいネイキッドに乗りたいというわがままなユーザーの心を揺り動かす魅力的な一台といえるのではないでしょうか？