トヨタ

トヨタの特徴

トヨタ自動車の起源となる株式会社豊田自動織機製作所は1926年に創業されました。もともとは社名にもなっている自動織機を製作している企業でした。その後、自動車の製造に進出し、1933年に乗用車やトラックを開発・製造する自動車部が設立されました。1937年8月に自動車部が独立し、愛知県挙母市（現在の豊田市）にトヨタ自動車が設立されました。世界大戦による製造工場の破壊やデフレーションによる数々の経営難を乗り越え現在に至ります。1982年にトヨタ自動車の製造を担っていたトヨタ自動車工業株式会社と販売を担っていたトヨタ自動車販売株式会社が合併し、現在のトヨタ自動車株式会社となりました。ハイブリッド車の代名詞ともいえるプリウスや高級車ブランドとしてアメリカで販売を開始したレクサスなど、日本車ならではの「高品質」で「リーズナブルな価格設定」が次第に人気となり、売り上げを伸ばしていくこととなります。2013年には自動車メーカーとして世界で初めて生産台数台数1,000万台を突破し、翌年の2014年には世界初となる販売台数を1,000万台を突破しました。もともと得意としていたカローラアクシオやクラウンをはじめとするセダンタイプの車はもちろんのこと、世界的に人気を誇る"C-HR"や"ハリアー"といったSUVタイプ、”ヴェルファイア”や”ハイエース”の様な高級感漂うミニバンなど幅広い車種を展開しており、ドイツの大手自動車メーカー”フォルクスワーゲン”や、フランスの自動車メーカー”ルノー”・日産自動車・三菱自動車の3社連合と首位を競うほどのメーカーへと成長しました。日野やダイハツといった有名な自動車メーカーを傘下に持ち、スバル・マツダ・スズキと提携を組んでいる日本の自動車界を担う存在で、国内の登録車シェア率は5割弱を誇っています。クルマづくりを通じて社会に貢献するという企業理念のもと、2020年の東京オリンピックに向けて次世代タクシーの普及を進めています。従来のセダン型タクシーと比較して燃費性能や安全面が向上し、さらに景色を楽しめる大きな窓など便利な機能を充実させています。また、高速道路での自動運転技術の開発なども積極的に進めていて、2020年を目処に市販車に搭載すると発表されています。自動車事業だけでなく、住宅事業のトヨタホームや金融事業のトヨタファイナンスなど生活に関わる様々なシーンをサポートしています。