ヴォクシー

ヴォクシーについて

ヴォクシーとノアは、型式を同一とし、デザイン分けされた双子車となっており、2001年11月にトヨタ自動車株式会社から発売されたライトエースです。タウンエースとノア（ワゴン）のそれぞれ後継車両となっており、本田技研工業株式会社から発売されるステップの競合車両として展開されています。ヴォクシーとノアの性能は同じで違いはデザインとなっています。ヴォクシーは若者をターゲットに。ノアはファミリー層をターゲットに商品設計が行われています。ボディサイズは今までの5ナンバー規格と維持しつつも、大変広い室内空間と低床フロアを採用しています。全車3列シート配置の8人乗りでかつリアドアは左右両方がスライドドアで乗降しやすい設計です。グレードは、ヴォクシーがX/Z/Vの3タイプで展開。ノアはX/S/Lの3タイプとそれぞれ3種類展開となっています。エンジン性能は、直列4気筒DOHC・16バルブ VVT-i2.0のD-4ユニット（1AZFSE型）を搭載しており、最高出力で152psという高いパワーを発揮しています。変速機は、電子制御フレックスロックアップ付き4段AT（ECT-iE）となっており、コラムシフトです。イプサムのプラットフォームを基盤に、駆動方式は後輪駆動から前輪駆動へと変貌を遂げました。ヴォクシーのZとノアのSはスポーティーグレードとなっており、3種類の走行モードが豊富なドライバーズフィーリングを実現するセミアクティブサスペンションのHインフィニティーTEMSを装備しています。2004年8月にマイナーチェンジが行われました。主に外観が装いを新たにしており、よりスポーティーテイストなフォルムに進化しました。全車にスーパーCVT-iを装備しています。2007年6月には、メジャーチェンジが実施され2代目となるヴォクシーとノアがそれぞれ発売されました。初代からのコンセプトはそのままにスタイリングを現代風に変化させています。内装はより使いやすさを重視し、サードシートはワンタッチ式で折り畳みも跳ね上げも手軽に可変可能となっています。セカンドシートは外側方向に回転が可能となっており、通常の乗降性が格段に向上するとともにファミリーがチャイルドシートを装着しやすいようにデザインされています。今回からグレードはヴォクシーがTRANS-X/Y/Z/V/ZSの5種類。ノアがYY/X/S/G/Siのそれぞれ5種類から展開されています。ヴォクシーのZSとノアのSiでは、バルブマチック機構を採用した20エンジン（3ZR-FAE型）を装備しています。