アクア

アクアについて

アクアはトヨタの誇るハイブリッドコンパクトカーで日本ではプリウスファミリーとして販売されています。モータースポーツで活躍するほどの優れたポテンシャルと、世界トップクラスの燃費性能、そして日常の買い物など普段使いに最適なサイズ感、個性を表現する多彩なカラーバリエーションを備え、2012年には新車販売台数で1位となり、2015年まで5年連続1位となるなど安定的な人気を誇りました。新車販売台数で軽自動車が優勢となっている中、車業界内に於けるコンパクトカーの市民権を取り戻したブランドがアクアといえるでしょう。そんな中、他のコンパクトカーも登場し競争が激化してきたことを受け、2017年6月19日にマイナーチェンジが実施されました。マイナーチェンジ前の課題であった乗り心地の部分ですが、改良前は跳ねる感じがあり、それが乗り心地の悪さにつながっていました。今回の改良でリアの剛性を下げることで乗り心地に柔らかさをプラスし、操縦安定性に関わる領域はショックアブソ―バーに新構造バルプを採用して減衰力を高くしたことで、車両の安定性を確保しています。それにより操作性が格段にあがり、ハンドリングにドライバーの意志が伝わりやすくなり、優れたドライバーズフィーリングを実現しています。しかし、剛性を下げたことにより足場の悪い路面からのショックを十分に吸収できず、ガタガタとした衝撃感が伝わりやすく、乗り心地が悪いという意見もあります。しかし、アクアはあくまで長距離やオフロードを走る非日常を求める車ではなく、買い物など日常の生活の足として使われることをメインに設計されており、乗り心地を追求するなら高コストの車を選ぶべきだという見方もあります。デザイン面ですが、エクステリアは洗練されたデザインに改良されており、改良前に課題であったプラスチックが多用されていて安っぽいという印象を一変させる出来となっており、ユーザーの要望をきっちりと反映した改良点といえます。バックラッゲージも広く確保されており、他のコンパクトカーよりも収納力という点で優れているといえます。しかし、後部座席が狭く、大人4人乗車だと狭く感じてしまう感はあります。しかし、これも日常の足として近距離移動する事をメインだと捉えれば問題のない点といえるでしょう。全体的に見れば圧倒的な燃費の良さや運転性能などコストパフォーマンスに非常に優れた車といえます。