カムリ

カムリについて

「セリカカムリ」からFFの「カムリ」に発展したのが1982年でした。以来グローバルに展開され、とくにアメリカ市場では15年連続乗用車販売台数ナンバー1の実績を持つ、トヨタの世界戦略を代表するミドルサイズセダンです。日本ではあまり見かけることはありませんが、アメリカでは見ない日はないというくらいの根強い人気です。2017年7月に最新型がTNGA（Toyota New Global Architecture）による新設計で産声をあげました。産声というと大げさに聞こえるかもしれませんが、今までのカムリのイメージは「無難ではずれのない車」という印象でした。しかし、今回の新型はエンジンからミッション、システム、デザインと全てがTNGAによる新設計で作り直されたといっても過言ではありません。保守的なカムリから革新的なカムリへと進化を遂げ、世界中の人々を驚かせました。パワートレーンは高い走行性能と環境性能を併せ持つ新型エンジン『Dynamic Force Engine』を組み込み2.5リットル4気筒直噴ガソリンエンジンを搭載しています。日本市場向けはハイブリッドの1タイプのみで、THSⅡを改良し新しいエンジンと組み合わせ抜群の性能と低燃費を実現しています。ミッションは世界最高峰の伝達性能を持つ8連ATを採用しています。もちろん安全性能も「Toyota Safety Sense P」を装備し抜かりがありません。エクステリアですが今までのカムリといえば冒険のないベーシックな落ち着いたデザインで、よく言えば乗る人を選ばない普通の車というイメージでした。平凡なデザインは確かに飽きられることもなく長く乗る車としては優れているかもしれませんが、面白みのない車という側面もあります。そんな面白みのないという意見を覆すべく新型はデザインを一新し、低重心となり躍動感のあるソリッドのきいたスタイルへと生まれ変わりました。今までの普通の車というイメージからかっこいい車へと変貌したのです。その姿はまるでスポーツカーかな？と思わせるほどのスポーティさと高級感を漂わせる外見を併せ持つ、まさにスポーティーセダンという印象。内装もスポーティさの中に洗練された空気がただよいます。その上質なコックピットは運転性能に相まってドライバーの五感を大いにくすぐるでしょう。トヨタの社長、豊田章男社長の「もっといいクルマをつくる」という大号令の下生まれ変わったカムリやシエンタのような心躍る車が今後もトヨタから登場するでしょう。