ヴァンガード

ヴァンガードについて

ヴァンガードは、2007年8月にトヨタ自動車株式会社より発売された車種となっています。クルーガーに代わるミディアムクラスのラグジュアリーSUVとして開発が行われました。3代目のRAV4と基本コンポーネンツを共用しており、2台の共通点は非常に多いです。ヴァンガードの外観面の特徴としては、海外市場向けのRAV4のロングボディにカムリ風の上質なフロントマスクを備えたラグジュアリー感のあるアウトラインが特徴です。全長は、国内版RAV4より約100m長くせっけいされており、クルーガーと比較すると約120m短い形状となっています。外観はRAV4と異なり、見るからに1クラス上のたたずまいを醸し出しており、ラグジュアリーSUVとしての一際目立つ存在感を演出しています。しかし、内装には共通点も多く残されており、ヴァンガードとRAV4の2車種の特徴の違いは主に外観にあるといえるでしょう。タイプは、2列シート仕様の5人乗りタイプと、補助的なサードシートを備える7人乗りタイプの2種が設定されています。このタイプ仕様はRAV4と同様となっています。パワートレーンは、横置きエンジンで直列4気筒2.40(2AZ-FE型)と、V型6気筒3.5g(2GR-FE型)の2種のラインナップからなります。変速機は2.40が7段マニュアルモード付きスーパーCVT-i、3.50が5スーパーECTが装備されています。足回りに関しては、サスペンションがマクファーソンストラット、後ろがダブルウィッシュボーンが装着されており、見た目に劣らぬ上質な乗り心地が実現しているといえるでしょう。駆動方式は、4WDのみで、全車にS-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御が標準装備されており、乗り心地はもちろん、運転性能・安全性能も高くラグジュアリーSUVとしての価値を高めています。 2008年8月には、2.40車に2WD (FWD) が新たに設定されることになります。2010年2月には、マイナーチェンジが実施されており、外観のデザイン変更と課題であった燃費性能面の向上、2.40車ではパドルシフトが採用されており、ユーザー目線での改善が行われたといえるでしょう。しかし、2012年9月以降に、3.52は消滅してしまいます。 車名のヴァンガードは、英語で「先駆者」の意味があり、新たなラグジュアリーSUVのあり方を追求する先進的な車種となっています。