ヴェルファイア

ヴェルファイアについて

トヨタ自動車株式会社より販売されているアルファードは2008年5月にフルモデルチェンジが実施されました。同時期にはネッツから姉妹車のヴェルファイアが発売されています。それに伴いハイブリッドは消滅しています。2代目のアルファードも初代と同様にエスティマとフォームを共用しており、低全高・低床パッケージによる低重心/ロングホイールベースのコンセプトにより、室内空間の拡大と天井高くとっており、優雅な室内空間を実現。更に操縦性、走行安定性、乗り心地がともに向上した7人乗りと8人乗りの2種展開となっています。パワートレーンは、直列4気筒2.40(2AZ-FE型)と新採用のV型6気筒3.50(2GR-FE型)の2種で構成されており、変速機は前者にスーパーCVT-iを装備、後者には6段AT(6スーパーECT)がマッチングされています。 2011年9月には、マイナーチェンジが実施されており、同時にアルファードとヴェルファイアの双方にハイブリッド車が追加で設定されました。いずれも2.40直列4気筒エンジン(2AZ-FXE型)とフロントモーターを用いるハイブリッドシステム(リダクション機構付きのTHS-II)が前輪を駆動させ、リアモーターが後輪を駆動させるという電気式4輪駆動方式(E-Four)を採用しています。平成17年基準排出ガス75%低減レベルの認定取得するなど環境性能も燃費性能も高性能を示しています。シートとフロントフロアカーペットの一部のファブリック表皮にはエコプラスチックが使われているなど細かい気遣いも忘れられていません。 2015年1月には、アルファードは3世代目、ヴェルファイアは2世代目となるフルモデルチェンジが行われました。すでにミニバンの領域を超えた感のある2車種ではありましたが、トヨタ自らが「大空間高級サルーン」と命名し、さらなる室内空間の向上とラグジュアリー感の追求を行い開発が行われました。特に外観に大空間高級サルーンが表現されており、アルファードが「豪華・勇壮」、ヴェルファイアが「大胆・不敵」をテーマにデザインされており、どちらも大変上質なデザインとなっています。ボディは、全長が両車とも若干延長しており、フロアの低床化とホイールベースを50mm長くとるという設計により大胆なシートアレンジが可能となっています。その数あるシートアレンジのひとつが助手席スーパーロングスライドシートです。助手席をセカンドシートのスライドレール上に設置したことで最大1160mmもの広大なスライドが可能となっています。助手席を後席エリアまでスライドさせることができるため、今までの前席と後席という区切りがなくなり、より柔軟でライフスタイルに合致した自由な使い方が可能となりました。後席を重視した新グレード「エグゼプティブラウンジ」では、シート幅を約100mm拡幅しており、まるでVIP席にいるかのようなリラックス空間を作り上げることが可能となっています。パワートレーンは3種で、4気筒2.50ガソリン、2.50アトキンソンサイクルエンジンをモーター、電気式 4WDと組み合わせたハイブリッド、それにV6・3.50というラインナップになっています。予防安全装備に関しても現時点での最先端の装備が施されており、まさにラグジュアリーを体現する車種といえるでしょう。