ティーダ

ティーダについて

ティーダは、2004年に9月に日産自動車から登場した小型ハッチバック車となっており、2002年に生産中止したパルサーや、ティーダの登場と前後して37年半の歴史に幕を下ろしたサニーの実質的な後継モデルとなっています。当初は日産自動車のアジア戦略車として開発されましたが、2006年以降は順次展開エリアを拡大しており、国際戦略車として展開していくことになります。ルノーと共同開発が行われている車種となっており、3代目マーチなどに使用されていたプラットフォームをベースとするシャシーに、CD値0.29というキャビンフォワードな5ドアハッチバックボディを合わせています。ティーダの特徴でもある大型セダン並みの有効室内長を利用した幅広い居住空間とアクティブな活動を後押しするワイドな荷室、そして従来のコンパクトカーとは一線を画す上質なインテリアが魅力の大人のコンパクトカーとなっています。パワートレーンは、新たに開発されたオールアルミ製により軽量化が実現した直列4気筒DOHC・1.5gとなっており、トランスミッションはFWDがCVTで、後輪をモーターで駆動するe-4WDではトルコン式の4段オートマチックを採用しています。派生車として、1ヵ月後に独立したトランクルー ムを持つセダン版のティーダ・ラティオが誕生しています。 翌年となる2005年には、1.80車 (FWDのみ)を新たにラインナップに追加しておりバリエーションを深め、2008年1月にマイナーチェンジを実施しています。2010年8月にも小規模な変更も実施されました。2011年5月には、中国で2代目が誕生しており、海外市場では順次新型への切り替えが行われましたが、日本市場では切り替えをされることもなく、2012年9月に登場した2代目ノートが実質的な後継モデルとしてDNAを引き継ぐことになりますが、実質的にティーダは日本市場から姿を消すことになりました。 その後も、海外市場では今もなお展開が続いており2015年3月にはロシア市場で新型ティーダが発表されるなど名車ティーダは存在しています。2016年5月29日には、新型ティーダが販売されました。 ティーダは英語表記で「TIIDA」となっており、英語で自然の調和」の意味がある「TIDE」から発する造語となっています。またティーダの発音は、沖縄の言葉で太陽の意味がある「てぃーだ」からヒントを得ています。