シーマ

シーマについて

シーマは日産自動車のフラッグシップセダンです。初代シーマは1988年に登場し、バブル期という背景もあり4年間で12万9千台を売上げるという最高級セダンとしては異例の販売数を記録しました。その後、景気の後退とともに売り上げが減少していき、2010年8月に一旦生産終了となりました。しかし、根強いファンの強い要望により、5代目となる現行モデルが2012年5月に復活したのです。4代目までのシーマはオリジナルのプラットフォームを有していましたが、現行型ではフーガのプラットフォームからホイールベースを150mm拡大した後部座席重視の仕様に仕上がっています。その為、後部座席が広く取られており、足を広々延ばせるゆったり設計。ミニバンにも負けない広さとなっています。シーマのパワートレーンはフーガハイブリッド同様の3.5リットルV6エンジン＋モーター2クラッチ方式という「インテリジェント・デュアルクラッチ」を採用しています。それにより車両重量が2トンクラスのシーマの動きに躍動感を与える364psもの圧倒的なパワーと、JC08モード燃費が15.6km/リットルという低燃費を実現する高性能のハイブリッドシステムを手に入れました。2017年6月にマイナーチェンジを実施し、「インテリジェントアラウンドビューモニター」への改良と「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」等の最先端技術をセットし、より安全性を向上させました。シーマは最上級セダンとして、最新装備を揃え最高級の乗り心地を実現しています。「ダブルピストンショックアブソーバー」により作り出されるライド感はまるで時がとまったかのような高い静粛性と耐衝撃性を高次元で実現しています。また高静粛性タイヤを装着し、路面からのノイズを極限までシャットアウトしているのです。企業の役員専用車両として使われることも多いシーマですが、性能面以外にも車内のパーツ一つ一つにこだわりがあります。塗装は工場のラインから外し職人の手作業で研磨、塗装を行うというこだわりよう。職人が手掛けた塗装面はまるで意匠が手掛けた一つの美術作品のようです。最終検査では1台に1時間以上の時間をかけ山のようなチェック項目を突破したものだけが世に出るという徹底の仕方。日産のフラッグシップセダンとして会社のプライドをかけた一台としてその性能や品質は折り紙付きといえるでしょう。グレードは全部で3つ用意されており、「シーマハイブリッド」、「シーマハイブリッドVIP」、「シーマハイブリッドVIP G」となっています。