ノート

ノートについて

ノートは日産自動車が販売するコンパクトカーです。2012年に現行型である2代目が登場し、そのデザイン性と室内空間の広さが世間から支持され、ハイブリッド車を除くガソリン登録車でトップセールスを記録しました。2013年にRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、日産を代表するコンパクトカーとなりました。2016年にシリーズハイブリッドのeパワーを搭載したモデルを発表し、国内販売台数で月間トップを記録しています。ベース車両は1.2リットルの3気筒で79ps仕様となっており、スーパーチャージャー過給で98psの仕様。そして、4気筒1.6リットルのスポーツモデルであるニスモがラインナップされています。eパワーを搭載したノートは日産が「発電機を積んだ電気自動車」と表現している通り、ハイブリッドシステムは既存のハイブリッドシステムとは大きく異なります。以前のハイブリッドではガソリンでもモーターでも動かすことができ、システムにより切り替えを行っていましたが、ノートではガソリンで動かすことはなく、ガソリンエンジンはあくまで「発電機」という役割となっています。ガソリンエンジンで発電した電気で動かす。完全な電気自動車であるリーフの技術を応用した日産ならではの新しい仕組みです。その新しいハイブリッドシステムはノートに様々な恩恵をもたらしてくれています。一つは室内空間の広さです。今までのハイブリッドシステムのデメリットの一つとしてスペースを大きく奪ってしまうという点がありました。これはガソリンと電気モーターと二種類の動力を載せるわけですから仕方のないことだともいえます。その為、室内空間の広さが売りであったノートに搭載するとノートの長所がスポイルされてしまうのではないかと懸念されていたのです。しかし、新しいハイブリッドの形としてガソリンを発電機とすることでその問題を解決することに成功しました。次に電気自動車特有の電気モーターの低速域での立ち上がりのスムーズさがあります。更に静粛性に優れており、ガソリンを全く使わないわけではありませんのでリーフほど静かではありませんが発電時のみ起動する為、とても静かという点もあります。また、低燃費性能もばっちりで37.2km/リットルという国内最高性能を誇ります。電気自動車は新しい運転感覚をもたらします。それが回生ブレーキといわれるものです。通常ガソリン車であれば車の速度を落としたり、止めたりするときにブレーキを踏み込みます。しかし、ノートではアクセルペダルを離すとブレーキがかかります。つまりアクセルペダル一つで操作が可能になるということです。最初は戸惑うかもしれませんが回生ブレーキによる運転の楽しさも新型ノートの魅力の一つとなるでしょう。