プレマシー

プレマシーについて

1999年4月に出現した、初代デミオとMPVの中間に位置するコンパクトサイズのミニバンがプレマシーです。3列シート仕様と2列シート仕様がリリースされており、前者は「5ナンバーサイズながら7人乗れること」と「日常の取り回しが楽なワゴン」を売りとしています。しかし、クッションの薄い脱着可能な3列目シートはリアアクスルの真上に位置しており、しかもテールゲートが真後ろに迫っていることから居住スペースはそれなりとなっており、いざというときに座れる程度のものでした。そのため、ラゲッジルームを有効に使うことを考えれば、基本的には2列シートの4/5人乗りワゴンという印象があります。FWDとフルタイム4WD(ビスカス LSD)があり、搭載するエンジンは直列4気筒の1.80、トランスミッションはコラム式の4段オートマチックです。サスペンションはストラットによる4輪独立です。2001年7月にはマイナーチェンジが施行され、インテリアとエクステリアが変更されました。同時に、165psの20直4エンジンを搭載し、エアロパーツを装着したプレマシー・スポルトの追加が行われました。2002年11月、3列目シートを脱着式からフラット格納式に変更が行われました。その他スポルトの足回りのチューニングに手が入れられました。 2代目のプレマシーは2005年2月の発売です。アクセラのプラットフォームを流用することによりホイールベースが80mm延長しており、ボディはひと回り拡大しました。全幅も1700mmを超えており、3ナンバー登録に変更になりました。 当然、室内空間は拡大されていますが、完全な7人乗りというわけではなく、メーカーの謳い文句「6+One」のイメージの方がハマる感じです。使い勝手の向上が実施され、リアドアが両側スライド式へと変更。2列目の中央座席は収納できるように設計されています。エンジンは直列4気筒の20と2.30の2種類のリリースです。いずれも「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を受けているほか、20ユニットは「平成22年度燃費基準+5%」を達成しています。変速機は4段オートマチック、駆動方式は先代同様FWDと4WD(20モデルの みで2005年8月に発売)からチョイスが可能となっていました。サスペンションも一新されており、リアはマルチリンク式となっています。2007年1月に20FWD車が直噴ガソリンエンジン&5段オートマチックに変更されました。マイナーチェンジ後はすべてのFWDモデルが5段ATとなっています。2009年3月、水素ロータリーエンジンを搭載するハイブリッド車をリース販売しています。