GLAクラス

GLAクラスについて

クロスオーバーSUVの最高峰である「メルセデス・ベンツ・GLAクラス」。メルセデス・ベンツの中で最もコンパクトなSUVとして知られており、Aクラスのプラットフォームとボディ骨格を共有しているため、高性能の割に価格が抑えられているそうです。「GLA 250 4MATIC」は名前の通り4WDシステムを搭載していることから、山道や雪道などで走行する際にも、高い安定感で安心して運転することができそうです。 2013年に発表されたGLAクラスは、その翌年にヨーロッパや日本、アメリカで販売が開始されました。エンジンは1.6リットル直4ターボと2リットル直4ターボの2種類が用意されていて、後者の2リットルターボの場合には、最高出力が異なる3つの仕様から選択することができます。日本で発売されたときには、コマーシャルで任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」に人気キャラクターのマリオとのコラボレーションが話題となりました。あまり知られていませんが、その後Wii Uのレースゲーム「マリオカート8」にこのGLAがカートとして登場するなど、違う業界の2社がつながりを持つきっかけとなりました。 このGLAクラスは環境性能が高く、「GLA 180」系・「GLA 250 4MATIC」系の2系統は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(星4つ)」を獲得しているほか、4WDシステムの「GLA 45 AMG 4MATIC」も「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(星3つ)」を獲得しているなど、日本の排ガス基準を大幅に下回る、環境にやさしい自動車になっています。またそれにともなって燃費性能も高く、平成27年度の燃費の基準値を、最大で10％も上回っていることが知られています。 2017年4月にマイナーチェンジを行ったGLAは、車高1.55m以下ということもあり、都心に住む方からも多く選ばれています。というのも、日本の古い立体駐車場は高さ制限が厳しく、駐車場の少ない都内であれば、特に休日は停める場所が見つからず苦労することもあるのです。マイナーチェンジされたGLAは「パンチドグリル」を採用し、リアコンビネーションランプは「クリスタルルック」によりスタイリッシュな外観。照らされるとキラキラと反射することで、後続車からも分かりやすいデザインとなっています。 走行性・環境性能ともにトップクラスで、コンパクトなボディーの中にメルセデス・ベンツの総力が詰め込まれているGLA。初代の改善点を受けた2代目のモデルチェンジも噂されていることから、今後のオフィシャル発表が待ち望まれています。