Cクラス

Cクラスについて

4ドアセダン、4ステーションワゴン、3ドアハッチバックのスポーツクーペなどの種類を持つ「メルセデス・ベンツ・Cクラス」。今から20年以上前にW202が登場した際にCクラスと呼ばれるようになり、その後も同じ名称で親しまれています。フランス出身の自動車デザイナーであるオリビエ・ブーレイが中心となってデザインされ、三角形のテールライトが日本では「おにぎり型」と呼ばれることもあります。 なお、フルモデルチェンジされた2代目のCクラスは、ヘッドライトが2つの楕円形が重なっている見た目から「ひょうたん型」と呼ばれています。同モデルは2000年から販売が開始され、細部にはダイムラー・クライスラー社の影響を受けているシステムがあります。例えばオートマチック車では、マニュアルモードはクライスラー社と同様のシフトパターンの形を採用しています。 2007年に発表された3代目は、全ステーションワゴンと一部のセダン車に「パーキングアシスト リアビューカメラ」を搭載し、車庫入れなど後方確認が必要な際に、カーナビの映像で視認できるようになりました。これまでは軽自動車や小型乗用車を運転していたユーザーにとっては車幅が大きい車になりますが、この機能により操作性や安全性も高くなり、買い替えも後押しされているようです。2010年モデルからは「キーレスゴー 」という機能が標準搭載・一部車種ではオプション搭載されるようになりました。これは運転手のポケットに自動車のキーを入れておくだけで、ドアのロック・ロック解除やエンジンのオンオフがワンタッチでコントロールできるという機能。近未来的なこのシステムは、ベンツユーザーの中でも人気があります。 最新バージョンとなる4代目は2014年7月にセダンスタイルが登場。敏しょう性を意味する「アジリティ」が一つのテーマで、アルミニウムハイブリッドボディシェルの採用により、ボディーサイズの大型化と10kgの軽量化を同時に成功。今までよりさらにドライバーの感覚のままの運転ができるようになりました。また、車間距離の自動保持や車線キープも自動車がサポートしてくれるなど、もう一つのテーマである「インテリジェンス」についても高く評価されています。エンジンは1.6リットルターボ、2リットルターボ・2.2リットルディーゼルターボ・2リットルPHEVが用意されているほか、高性能版AMGは3リットルV6ターボ・4リットルV8ターボから選ぶことができます。 標準装備の性能が高く、オプションでは多彩な機能や内装を選択することができるCクラス車。メルセデス・ベンツの入門車としても知られていますが、長く乗り続ける一台としても十二分に活躍してくれそうです。