コペン

コペンについて

ダイハツとして１９９３年に生産中止となったリーザスパイダー以後、はじめて登場したダイハツのオープンカーがコペンです。発売当時、軽自動車の市販車では世界初となった電動油圧ポンプの開閉式ルーフのアクティブトップ仕様を持つ車でもあります。駆動はFFであり、変速機は４速ATと５速MTの２展開、ドアはスポーツカーらしい２ドアです。登場当時は同レベルのグレードカテゴリーで比較した時、MT車もAT車も同一価格帯だったことが、AT車がある種高級だった当時としては珍しかったようです。この耳慣れないコペンの車名ですが、発売前のショーモデルの時代はコンパーノの名前の復活も考えられていたのですが、時のダイハツ社長新宮氏（現会長）が新しい名前をという方針を示し、「軽オープン」から「コペン（KOPEN)」と名付けられた背景があります。後に軽自動車の「K」をコンパクトカー（Compact car）のCに変え「Copen（Cのみ大文字）」となりました。 ２０１２年にはコペン発売１０周年アニバーサリーイヤーを記念して１０thアニバーサリーエディションが販売されるなど、車種として歴史が長い車とも言えます。2014年6月にデビューした2代目コペンは「セロ」、「ローブ」、「エクスプレイ」という3タイプの異なるボディテザインを採用したことで話題となりました。セロは青みがかった落ち着いた色で、ローブはオープンカーらしいレッド、そしてエクスプレイは重厚で頑丈そうなくすんだグリーンです。これは新骨格構造である「Dフレーム」と内外装着脱構造「ドレスフォーメーション」の採用により実現したもので、セロとローブは外板変換が可能な「ドレスパーツ」が販売されたことにより、よりカスタマイズの幅が広がりました。ドレスパーツはボディ全体、前部のみ、後部のみの3タイプが選べ、パワーユニットはターボエンジンのみで、トランスミッションはCVTと5速MTとこちらもドライビング技術に合わせて選ぶことができそうです。3モデルともにポルシェでもこの社のダンパーが使用されていることで有名なビルシュタイン社製ダンパー、レカロシート、MOMO製革巻きハンドルが装着されているSタイプも選べ、よりラグジュアリーでグラマラスな空間で運転が可能となりました。さらに一般公募した「アドベンチャー」も市販化が決定していますので、選ぶ際はますます迷ってしまいますよね。