サンバー

サンバーについて

サンバーは、1961年から使い勝手のよい軽商用車として各方面で重宝されて来ましたが、90年代から一般のワゴンユースにも対応しており、ハイルーフのバンをベースとしたレトロ調のサンバー・ディアス・クラシックを93年12月に発売しています。1961年から2012年までは自社生産となっており、スバルが生産し販売まで行っていましたが、7代目以降はダイハツのハイゼットのOEM車両となり、ダイハツ工業が生産を行っています。 99年2月にサンバーはフルモデルチェンジを行っており、この6代目で初の乗用車登録となるディアス・ワゴン・クラシックが設定されました。パワートレーンは、直列4気筒SOHC自然吸気とスーパーチャージャーの2種の展開となっています。駆動方式は2WD(RWD)とフルタイム4WDの2つの展開。変速機は、電子制御3段ATのみとなっています。大型フロントグリルや丸形ヘッドライトを備え、先代のクラシックの遺伝子を継承しています。しかし、先代ほどの人気を取り戻すことは叶いませんでした。2001年8月には、NA車に5段MTを設定しました。 2002年9月、サンバー・シリーズの改良にあたりエクステリアを変更しており、ハイルーフのディアス・ワゴンとして新たなる再出発を果たしました(クラシックの名称は廃止となった)。2003年11月には、乗用ユースのバンであるディアスをディアス・ワゴンに統一。2005年11月にマイナーチェンジが行われました。フロントマスクとメーターパネルのデザイン変更が行われており、スタイリッシュな装いに着替えました。また、全車に液晶式のツイントリップメーターが標準装備となり、視認性が格段に向上しました。 2007年12月、2008年7月に一部改良が行われており、ディアスワゴンにはメッキ加工したフロントグリル、前席への乗降用のグリップの追加、パワーウィンドウ、フューエルリッドオープナー、ミスト付2速フロントワイパー、フロントバンパープロテクター、ビニールレザー素材の新シート表皮、アンサーバック機能付電波式リモコンドアロック、CDプレーヤー＆AM/FM電子チューナー一体オーディオ、シートベルトリマインダー、デュアルSRSエアバッグなど多種多様な装備などが追加されています。2009年9月には、4ナンバー車両のみマイナーチェンジが行われており、フロントマスクのグリルを取り除くデザイン変更のほか、インパネ周りもデザイン変更が行われました。2012年2月には、トラック・バンも生産終了となってしまい、長く長く続いてきたサンバーの54年にも渡る歴史に終止符が打たれました。