BRZ

BRZについて

スバルBRZはスバルがトヨタ自動車と共同開発した市販スポーツカーです。珍しいことかもしれませんが、このBRZ開発はスバルとトヨタ自動車で半々、そして一般的にはBRZの規格作成とデザインはトヨタが行い、設計や確認はスバルが担当したとされていますが、実際は両社の合議によって進められました。完全に２つの会社が合同で協力して開発したといえますよね。２０１１年のジュネーブモーターショーボクサースポーツカーアーキテクチャを車体をスケルトンにして公開し、そののち「スバルBRZ」としてフランクフルトモーターショーに出展したことによって発表されたBRZはスバル初のFR車として2012年4月に登場しました。BRZはトヨタ86の兄弟車でもありスタイルはほぼ同じですが、走りの味付けは各メーカーのスパイスによって異なります。４人乗りの2ドアクーペタイプで変速機は６MTと６AMの２タイプが展開されています。車名のBRZですが、Bはボクサーエンジン、Rは後輪駆動、Zは究極を意味しています。最近では差別化が進みグレード構成にまで至っていて、それぞれ、R、Rカスタマイズパッケージ、S、GT、STIスポーツの５つが現在展開されています。2017年9月に一部改良を行い、車体前後のパーツを補強することで、ボディ剛性を向上させ、方向指示レバーの軽い操作によってターンランプおよびメーター内表示が3回点灯する「方向指示器ワンタッチ機能」や各グレードにはヘッドランプとテールランプがリモコンキー及びアクセスキーと共鳴するように連動して点灯するウェルカムライティングも加わえられました。続く10月にはワークスのSTIがチューニングを施し、走行性能を向上させた新グレードのSTIスポーツを設定し、現行の中では最上級のグレードとなりました。STIスポーツの発表時にはボディカラーにクールグレー・カーキが採用されることとなりました。しかしBRZの良い所はこれだけではありません。走りだけでなく、内装も上質でワンランク上といった感じで、アルカンターラ社製であったり本革シートはブラックとボルドーの2トーンカラ―になり、ドアフレームレストにもまたボルドーが採用され、さらにはメーターバイザーやショルダーパッドには、セーレン社製のグランリュクスを採用したためスエードの質感を楽しめるようにもなっています。まさにワンランク上の居住空間と言えますね。