レガシィ

レガシィについて

スバルレガシィの歴史は１９８０年代にまでさかのぼり、スバル旧来の設計をはじめてうちやぶった車種ともいえます。2014年にスポーティセダンからプレステージ風のアッパーミドルサルーン、高級路線に変更したかたちでフルモデルチェンジを行い6代目となったレガシィのセダンタイプがB4です。現在のレガシィのメインマーケットは北アメリカで、質感の高さや高級感漂う雰囲気などからスバル車のなかでも最上級に位置するアッパーミドルサルーンとして高い評価を受けてきました。2017年9月のビッグマイナーチェンジとも言える改良では、近未来的な自動運転に通ずる先進安全装備である「アイサイト」の進化は自動ブレーキシステムが加えられ、全車速追従機能付クルーズコントロール機能も車速域を0～約120km/hに拡大したことなどにより安全性を増しました。１２０キロまでケアされていれば国内の高速道路でも安心ですよね。サスペンションのチューニングの変更や電動パワーステアリングの改善改良、ブレーキブースターの特性変更など足まわりの変更がされ、さらにインテリアのデザインを一審するなど、いたるところに実直な改良が施されています。特筆すべき試乗印象としてはオートドアロック・アンロック機能とUSB電源が搭載されていたことです。とくにセンタ-パネル自体を本革巻ステアリングホイール（このホイールはステアリングヒーター付です。）を新デザインに変更刷新することで目に飛び込んでくる印象はかなり新鮮に感じさせます。純正ナビやエアコンなどの電気系統の操作系のまとまりの良さと質感の高さ、さらにスイッチのクリック感までのこだわりが伝わってくるのはどこか高級ホテルを感じさせることからさすがアッパークラスの高級車といえます。パワートレーンは水平対向2.5リットル4気筒＋リニアトロニック、これに4WDが組み合わされるのですが、全体としては出だしから高速域まで軽快さが加わった感じを受けますので、スムーズに、そして安定感がある運転が可能です。7段化されたパドルシフトはダイレクト感が向上し伝わってきますので、車の状態が伝わりやすいことも良い点となりました。パワステもセンター部の曖昧さがかなり改善され、より自在に車を操れるとも言えます。足まわりは適度なロール感とストロークも十分確保されたことにより気持ちにも幅ができ、ハンドリングは間違いなく向上しており、より運転しやすい車となりました。