NMAX

NMAXについて

2016年に発売が開始された「ヤマハ・NMAX125」は、排気量の多く、ヤマハとしても大型な「ヤマハ・TMAX」や、原付二種クラスの「ヤマハ・マジェスティS」などに続くグローバル車種でした。TMAXはオンロードスポーツタイプとして発売されたオートバイで、スクーター顔負けの高い運転性能が人気となりました。アルミ製のダイキャストフレームやリヤアームを使用することでボディーの軽量化を図りましたが、そこからは想像がつかないハンドリングの安定性は、低重心の設計とフロントの倒立式サスペンション、リアのリンク式モノクロサスペンションによるものです。LED製の4灯ヘッドランプは夜間でも視認性の高く安全で、小顔のフロントフェイスはスタイリッシュさを上げています。 高い走りと環境性能を両立させたヤマハの武器である「“BLUE CORE (ブルーコア)”エンジン」はNMAX125にも搭載されており、水冷4ストロークの単気筒4バルブFIエンジンの、高い燃焼効率とスムーズな加速が味わえます。また、両サイドのブーメラン型のカバーは前述のMAXシリーズの歴史を踏襲しているほか、液晶マルチファンクションメーターは日中の視認性も高いことが知られています。 ユーザビリティーの向上は、液晶メーターだけではなくほかにもさまざまな部分に施されています。例えばシート下のトランクは24リットルの大容量で、大きめサイズのリュックサックやフルフェイスタイプのヘルメットなど、あらゆるものを収納することができます。また、深めに作られたハンドル下のフロントポケットには500mlのペットボトルも収納ができるため、信号待ちのわずかな時間で飲み物を飲むことも簡単です。鍵穴にはキーシャッターがつけられており、駐車時などスクーターから離れる際にイタズラされることも防げます。 2017年にリリースされた「NMAX155」は、平成28年環境規制に対応しているモデル。規制に対応した部分以外に大きな変更点はありませんでしたが、上質感のあるレザーシートは専用品に変更されました。二人乗りの際に使用するタンデムシートも、クッション性が高く安定感もあり、快適な座り心地になっています。 スクーターの新しいスタンダードとして認められているNMAX。MAXシリーズとしてはまだまだ登場したばかりの車種のため、どんな進化を遂げていくのか未知数です。次はどんな改良が施され、どんな機能が搭載されるのか、新しいニュースに期待しましょう。