ニンジャ

ニンジャについて

カワサキから販売されているニンジャは、リバリーが開始となる、ZX-10Rの最上級版です。ショーワ製パランスフリーフォーク&リアクッションに電子制御機能を備えたカワサキ市販車初の電子制御サスペンション、KECSを採用したマシンとなっています。車速とストロークスピード、さらに加減速状態に合わせて減衰力を自動で調整してくれます。サス設定は3つのモードから選択可能となっており、マニュアルでは圧/伸側ともに15段階に減衰力を調整してくれます。ZX-10RRと同じクイックシフターやマルケジーニ製ホイールも採用しています。リアサスのBFRC liteも同様に電子制御機能を追加しており、様々な場面で、自動的にその場面にあった最適な減衰力を発揮してくれます NINJA H2 SX SEは、過給エンジンで切り開くツアラーの新世界を表現しています。素晴らしい制御技術により優しさも兼ね備えたツアラーモデルです。H2のツーリングスポーツバージョンがSXです。H2を知るライダーには特殊なバイクに感じるかもしれませんが、普通に扱い安さを備えたツーリングスポーツとなっています。最高出力は200psで充分なパワーを発揮。Hと同様の強烈なトルクも感じさせてくれます。大事なのはそれを利用できるように調整してあるかですが、フレームと7スイングアームの変更によりホイールベースを伸ばしており、その伸びた車体の安定性や接地性を保つために、トラクションコントロールやエンジンマネジメントが行われており、素晴らしいバランスを発揮しています。実用域を意識したエンジンは、新型タービン採用となり高圧縮化を実施しています。それにより過給の穏やかな上昇とリニアに応答してくれるトルクフルなパワーを獲得しています。懸念されていたパワーはマイルドで優しいものに仕上げられていますH2同様の強力なパワーを発揮しますが、中低速から高速へ差し掛かる場面でのトルク感が穏やかです。前後カヤバ製のサスペンションはSS用なみの高級品となっており、動きが非常になめらかです。どの速度レンジでもしっとりとした上質なツアラーの乗り心地を提供してくれます。他にはない雰囲気を醸し出すルックスが特徴的でSSにはあない個性もふんだんに取り込まれています。積載能力に扱いやすさ、更には快適さも備えており、最高クラスのスポーツツアラーといえるでしょう。リアサスもフルアジャスタブルでプリロードはリモート式です。圧側減衰は低速/高速別系統となっており調整が可能です。タイヤは190/55となり、H2よりも10mmナローです。スポーツ製と快適性を両立したサスペンションは、プリロードと圧伸側減衰調整が可能となっています。