X5

X5について

2000年にBMW初のクロスオーバーSUVとしてデビューし、新ジャンルを切り拓いたBMWX5は、ミレニアムイヤーの２０００年にデビューし２０13年に現行の三代目へとバトンタッチしました。米国サウスカロライナ州スパータンバーグのBMWサウスカロライナ工場で製造されていますので、アメリカではガソリンエンジンを搭載したモデルのみが販売されていますが、ヨーロッパや日本ではディーゼルエンジンを搭載したモデルや、おひざ元のヨーロッパではMT仕様も存在します。日本導入モデルは3.0リットル直6ターボ(306ps)の35i、4.4リットルV8ターボ(450ps)の50i、3.0リットル直6ターボディーゼル(258ps)の35dのほか、2.0リットル直4ターボにモーターを組み合わせた40eというラインナップになっています。他モデルと同様に高性能モデルのMがあり、X5Mは4.4リットルV8ツインターボ(575ps)に8速ATを組み合わせるモンスターカーといえます。前述のようにBMW初のSAVとして2000年にデビューした初代X5シリーズですが、インテリジェントな四輪駆動システムのXドライブを採用し、従来のSUVとは一線を画した高いシティ走行重視のオンロード性能を発揮したモデルでした。3代目の現行モデルは2013年に登場しました。6年ぶりのモデルチェンジであり、「xDrive35d」「xDrive35i」「xDrive50i」の3グレードが導入され、それぞれに「xLine」「Mスポーツ」といったトリムラインも用意されたことが特徴の一つです。エクステリアデザインは、日本人デザイナーの永島譲二氏が担当したのですが、その外観では、SUVの力強さが強調されたXラインを採用しました。エアロダイナミクスバッケージを備えるMスポーツでは、電子制御式アダプティブサスペンションなどを備え、ダイナミックな走りを楽しむことができます。2015年9月にはプラグインハイブリッドを新たに設け、その実力は2.0L直列4気筒ターボエンジンに電気モーターを組み合わせてシステムのトータル出力は313ps/450Nm、モーターのみでの最大走行可能距離は31kmというようにかなりパワフルな仕様にリニューアルされました。2017年8月にはデイタイムフンニングライトを標準装備しました。乗員定員は５名から７名ですので、大人数でのお出かけにもパワフルに快適にドライビングが可能だと思います。