1シリーズ

1シリーズについて

ドイツの高級自動車メーカーBMW、その車名が示す通り、１シリーズはＢＭＷのボトムエンドを担うプレミアムコンパクトカーです。ヨーロッパでは3ドアモデルもラインナップしていますが、日本では5ドアのみの販売となっています。次期モデルはMINIの兄弟車となるため、現行モデルが最後のFRとなるBMWのエントリーモデルであり３シリーズコンパクトを担っている1シリーズは、後輪駆動レイアウトをプレミアムCセグメントでただ唯一採用しているモデルでもあります。他のCセグメント車は駆動方式に前輪駆動のFFを採用し、実際の実用面に重きを置いてるのにしているのに対し、1シリーズはFRを採用し、フロントとリアのアクスルへの荷重をほぼそれぞれ５０パーセントずつの均等に配分することにこだわり、より走行性能面を追求しているところが特徴です。2代目となる現行型は2011年に登場して以降、改良を重ねており、2015年1月にはリニューアルをし再デビューし、衝突回避・被害軽減ブレーキなどの安全装備を多くのグレードに装備しました。このことにより、さらに運転がしやすくなり、安心してドライビングを楽しめるようになったと言えます。そして2017年8月にも一部改良を行い、内装をよりモダンで洗練されたデザインヘリニューアルされました。新デザインのグローブボックスやセンターコンソールを採用し、室内空間によりワイドな印象を与えています。エンジン部分の特徴は1.5リットル直3ターボ、2リットル直4ターボ、3リットル直6ターボのガソリンが3種類と、ディーゼルの2リットル直4ターボを設定しています。グレードは現在生産されているだけで７タイプあり、すべて８速のATとなっています。ガソリン、ディーゼルともに1.5リットル直3と2.0リットル直4のふたつのパワーユニットをチューニングで出力＆トルクを変えていますが1.5リットルディーゼルターボは日本ではまだ販売されていません。M140iのみ3.0リットル直6を搭載していて、本国ドイツでは6速MTが選べますが、日本導入モデルは前述のとおり8速ATのみが展開されています。また、環境面も環境先進国ヨーロッパの一員であるドイツらしく、アイドリングストップを搭載し、また、ブレーキ・エネルギー一回生システムも搭載しているので燃料消費量を格段に下げることもできるようなつくりになっています。タイヤはランフラットタイヤが標準装備ですが、乗り心地にはこだわっているBMWですので心配はないかと思います。