5シリーズ

5シリーズについて

2017年2月に7代目ヘフルモデルチェンジした5シリ-ズは、ベーシックなセダンとツーリングで多彩なラインナップを展開しています。モデルチェンジにより、大胆にかなりの軽量化が達成されました。その要因はアルミニウムや超高張力鋼板の使用範囲を増やすことによったのですが、なんと先代のモデルに比べて約100キロも軽く仕上げられているといわれています。エンジンは2.0リットル直4ターボ(184ps/252ps)の523i/530i、3.0リットル直6ターボ(340ps)の540i、2.0リットル 直4ターボディーゼル(190ps)の523d、2.0リットル直4ターボ＋モーターの530eと多彩でM5はセダンのみとなっています。M5は4.4リットルV8ツインターボ(600ps・750Nm)を搭載し、シリーズ初のAWD化が固られたもののスイッチひとつでFRに切り換えも可能です。0-200km/h加速はなんと11.1秒という速さで、7シリーズから譲り受けた運転支援システムは追従機能付きクルーズコントロール機能に加えて、車線内にクルマを留めて走る操舵支援までしてくれます。アシスト機能も万全ですよね。伸びやかなフロントフードに流れるように麗しいル-フライン、ロングホイールベースなど、端正であり整っているプロポーションであるといえます。内装インテリアは人間工学に基づいた設計が施されているため、より快適に過ごすことができます。エンジンは直6の3リットル、直4の2リットルのほかにディーゼルとプラグインHVも設定されています。試乗インプレッションは、直6の3リットルエンジンは車重のネガを意識させない軽やかな加速を感じられ、軽く流す状況であれば、8速ATは2千回転以下でリズムよくシフトアップしてくれて、驚くほど滑らかな足取りでクルージングが可能となっています。ブレ-キフィールにおいても、ドライバーの意図をくむかのごとくに車速がコントロールしやすく、自然な感覚でクルマを操れます。経済的でお得さが期待できるディーゼルエンジンの人気も高く、同乗者や荷物を載せて走る時は低回転から力強いトルクを発生し、余裕をもって車体を前に押し進めていきます。ひとりでのドライビングも誰かとドライブも快適に過ごせると思います。踏み込むと4500回転程度まで吹け上がるエンジンは中間加速で伸びよく走れる気持ち良さの感覚があります。ランフラットタイヤながらも、乗り味の良さと快適性はさすがBMWと言えると思います。