2シリーズ

2シリーズについて

2014年2月に登場したハッチバックモデルである1シリーズのクーペ版という位置づけの2シリーズは、クーペとカブリオレがラインナップされています。日本で販売されているモデルは2.0リットル直4ターボ(184ps)の220iと3.0リットル直6ターボ(340ps)のM240iで全てモデル8速ATですが、本国であるドイツには1.5リットル 直3ターボ(136ps)の218iや2.0リットル直6ディーゼルターボ(190ps/224ps)の218d/225dの一部モデルに6速MTが存在していて、370psの3.0ll直6ターボを積むM2クーペは、7速DCTと6速MTが選べるようになっているようです。先代までは1シリーズに属していた2ドアクーペとカブリオレが独立したモデルが２シリーズです。BMW伝統といえるFRレイアウトをふまえ、前後の重量配分は５０パーセントずつという優れたバランスを誇ることも特徴の一つです。搭載するエンジンは2リットル直4ターボに加え、スポーツモデルのM240iとM2には3リットル直6ターボの３タイプが用意されています。2017年8月のマイナーチェンジでは外観を一審し、よりスポーティで洗練された華麗なデザインが採用されました。フロントにはヘキサゴナル・デザインのアダプティブLEDヘッドライトを採用し、より幅広となったキドニーグリルをあつらえることで、従来よりもワイド感を強調しました。リアにはL字型のLEDテールライトを採用し、より立体感が増しました。BMWでは初となるFFプレミアムコンパクトが、ミニワゴン的なアクティブツアラー(2列シートで全高1550mm)と、コンパクトミニバンのグランツアラー(3列シートで全高1645m)ですが、パワーユニットは1.5リットル3気筒夕ーボ、204気筒ターボ、20ディーゼルターボ、そして1.5リットル3気筒ターボ＋モーターのPHEVが勢ぞろいし、ラグジュアリー、Mスポーツなど4つのタイプのデザインラインが用意されています。ラグジュアリー、Mスポーツ両車ともに多彩なシートアレンジ性もあり、これも大きな魅力です。「BMWはFRじゃないよね…」、と言うBMWファンの意見も多いのですが、どちらも走らせればれっきとしたBMWであると確認できます。とくに人気のあるクリーンディーゼルは輸入車トップクラスの燃費性能を誇りますので、満足が行くと思います。ディーゼルモデルの走りは出足から文句なく素睛らしく軽やかに回転し、ノック音がアクセル踏み始めのほんの一瞬だけ気になる程度です。そこからはもうBMWユニットらしいモーターのようなスムーズさとディーゼルならではの扱いやすいなめらかなトルクを発揮してくれます。国産2リットルミニバンより明らかにパワフルでスピーディ、そして全域で静かな印象です。ステアリング操作に対してリニアに反応する回頭感の心地良さ、抜群で絶対的な安定感の高さ、そして走り全体の質の高さは間違いなくBMWといえます。