3シリーズ

3シリーズについて

日本におけるBMWの中心的モデルの3シリーズは、１９６６年から１９７７年にかけてドイツ本国で製造販売されていたBMW２００２の伝統を受け継ぐモデルになります。日本ではマルニの通称で呼ばれていました。BMW３シリーズはフォルクスワーゲンのゴルフと人気を二分している外国車でもあります。ヨーロッパではDセグメントに属していて、BMWでありながらも駆動方式をFRとしているタイプです。現在の３シリーズはセダン、ツーリング、グランツーリスモという3つのボディをラインナップする６代目です。現行の６代目モデルは、318iにダウンサイジングされた1.5リットル直3ターボのほかにも、ガソリン、ディーゼル両タイプともに2.0リットル直4ターボを中心としたスペック違いでグレードを展開しています。最上級モデルの340iには、326ps・450Nmを発生する3.0リットル直6ターボが用意され、M3は、3.0リットル直6ターボで450psと550Nmというスペックを誇っているようですが、ジュネーブで行われたジュネーブショーでは「M3CS」を初公開しました。このM3CSはカーボン素材を採用することにより、軽量化やブレーキの強化などBMWM社30年の伝統の歴史を持つテクノロジーを投入したことで、ニュルブルクリンクを7分38秒で駆け抜けた記録を残しました。サーキットではレーサーが、一般車道では自動車ファンを満足させていると言っても過言ではないと思います。このM3CSですが、生産は世界限定わずか1200台で、日本ではなんと希少な30台が販売されました。３シリーズの日本市場向けのラインナップは、4ドアセダンとステーションワゴン、そしてグランツーリスモと呼ばれる5ドアハッチバックの3種類が存在しています。エンジンは318iに搭載される1.5リットル直3夕ーボエンジンをはじめ、32Oi/33Oiの2リットル直4ガソリンターボ、320dの2リットル直4ディーゼルターボ、330eの2リットルエンジンを用いるプラグイン・ハイブリッドシステムを設定し、そして340iには3リットル直6ターボ、スポーツモデルのM3には3リットル直6ツインターボを搭載しています。2017年8月に一部改良がおこなわれ、BMWコネクテッドドライプを全車に標準装備されています。そして、モデルごとにも装備の充実化を図っており常に進化を目指して作られています。正に現代のBMWの製品へと繋がる車種なのかも知れません。