パジェロ

パジェロについて

SUVの前身であるクロスカントリー4WDブームをけん引した三菱パジェロは、初代の登場は１９８２年でした。日本の四輪駆動自動車のことを「ジープ」と言っていた人も多い中、そのジープが三菱製の車であることからもパジェロも名前が広く認知されるようになりました。その高い悪路走破性はタフなパリ・ダカールラリーで市販車無改造部門でも幾度も優勝していることからも証明されヨーロッパでの認知度も高い日本車です。4代目の現行型は2006年に登場し、すでに10年以上愛され販売が続いていますので車業界では長寿モデルとして君臨しています。カラーバリエーションはシルバーを基本としたメタリックタイプがほとんどで威厳と強さ、そして実直さを感じさせる外観です。3ドアながら5人乗りの手軽なショートボディと、5ドアで7人乗りの安定感のあるロングボディがありそのタフさを求めつつ、使うシチュエーションによって選ぶことができます。未婚の男性がロングボディに乗っていてもかっこよさを感じさせますし、既婚の男性がショートボディに乗っていても身軽さを感じさせるところは大切なかっこいいところはどちらも余すことなくかもしだされていると言ってもいいのかもしれません。ショートボディ、ロングボディどちらも搭載するエンジンは3リットルV6気筒ガソリンと3.2リットル直列4気筒ディーゼルターボの2種類で、全車トランスミッションは5速ATが組み合わされています。AT専門の方もちょっとしたマニュアル車気分を味わえそうです。駆動方式はスーパーセレクト4WDⅡと呼ばれるパートタイム式の4WDのみですので、全国各地どこへ行ってもどこで運転する状況になっても安心と言えます。山道も雪道も遺憾なく力を発揮してくれるでしょう。2017年12月以降はショートボディは希望のモデルが手に入らない可能性がありますので注意が必要です。ちなみにスペインでは猟師を意味するモンテロで、イギリスではショーグンという名前で発売されたパジェロですが、パジェロという名前の由来は南アメリカにあるチリ・アルゼンチン国域に属するパタゴニア地方に生息するヤマネコ、パジェロキャットから取ったと言われています。野性味と美しさを調和させる願いが込められたそうなのですが、パリダカで勇猛果敢に、そして夕日に照らされて走りぬき１２回の総合優勝を誇るパジェロはまさしく願いの通りに仕事をこなしてくれると言えます。