アウトランダー

アウトランダーについて

アウトランダーは三菱自動車が販売するミドルサイズのSUVです。今やアウトランダーはパジェロにも匹敵する三菱を代表する車種となりました。定評を安定して保持してきたパジェロ譲りの悪路走破性は後継したアウトランダーでも健在で、冬の雪道にも強いランサーエボリュ-ション譲りの四輪駆動カシステムS・AWC、PHEVはさらにアイミーブで培った電気自動車のノウハウなど、三菱の技術を結集させたモデルです。時に福島県警のパトカーに採用されていることからも雪道に強く、クリーンな車であることがうかがえます。２代目となる現行型のデビューは2012年で、エンジンやインテリアなど度重なる改良によっていよいよ完成の域にまで到達しようとしています。ガソリン車は2リットルの2WD、2.4リットルの4WD、PHEVは2リットルエンジンに総電圧30リットルVのバッテリーを組み合わせるエンジンとなっており、電気自動車のタイプとガソリン車のタイプと選べます。オランダではすでにほとんどの車が電気自動車でそこかしこに石畳のわきから充電プラグが出ているのでアウトランダーは日本においてそんな時代の先取りとも言えます。2017年2月に改良を受けた最新モデルの試乗インプレッションは誰でも安全に乗れることを想像させる予防安全機能、インフォテイメントシステムを充実させ、もはやメイングレードと呼んでいいツインモーターで前後輪を駆動するPHEVの走りは、強力なモーターによるウルトラスムーズかつトルキーな新幹線を思わせる加速力、自動車として最上の静かさを実現しました。電気自動車は力がないといわれていた時代も今は昔となりつつあるようです。そして電気自動車だからこその静かさは帰宅途中の助手席にはとても優しいと感じさせます。システムとしては2リットルエンジンは走行中、発電に専念し、中低速走行は基本的にEV走行し、高速走行ではまたエンジンが主役となりますが、追い越しなどではモーターが加勢し、減速では効率的な充電を行うためこの速さと静かさと強さが可能なのです。常に静かで滑らか、まさに新幹線のような乗り心地のため、上半身が振られない走行になります。それゆえ、旅行などの長距離移動でも運転手、助手席後部座席の疲れは最小限におさえられるのです。帰宅後にぐったり、ささいなことから喧嘩なんてことも減るかもしれません。ビルシュタインダンパー装着車の乗り味は筆に尽くせぬ見事な乗り心地となっています。