S60

S60について

ボルボ・S60はスウェーデンの自動車メーカーであるボルボ・カーズが製造・販売するセダンタイプの車です。初代はワゴン車であるV70の姉妹車として登場し、それまでのボルボによくみられる特徴的の角張ったデザインではなく、曲線を用いた流れるような麗しいデザインが特徴です。プラットフォームは姉妹車のV70と共通し、キャブフォワードデザインが採用されています。２００５年にはフルカラーの15インチアルミホイールが追加され、ウォールナットパネルなどでより高級感を高めた印象になりました。その年の８月にはマイナーチェンジされ、バンパーや側部分のモールが車体と同じ色になり、さらにヘッドランプも変更されフロントデザインなどが一新されました。さらにはスポーツインテリアパッケージも追加され、足回りや走行性能を追求したS60Rも追加しました。2代目はV60をコンセプトにした姉妹車であり、Dセグメントのセダンとして2010年に初登場しました。プラットフォームは一世代前のボルボY20が採用され、、欧州ではクロスカントリーも展開されました。日本では、1.5リットル直4ターボ(152ps/245ps)のT3/T5、2.0リットル直4ターボ＋スーパーチャージャー(245ps)のT6、2.0リットル直4ディーゼルターボのD4(190ps)という4種類のパワートレインにより多彩なグレードを構成することになりました。2018年のジュネーブショーで姉妹モデルのV60が発表され、S60は間もなくモデルチェンジされると予想されますが、ボルボのラインナップで、スポーティさをマインドとしてもっとも強く打ち出すS60は、現在でもWTcc（世界ツーリングカー選手権）にワークスチームを送り込んでおり、S60はその参戦車両でもあります。ボルボS60のデビューは2011年ですが、進化は今なお続いていて、2017年8月のマイナーチェンジでは全ての車にLEDデイタイム・ランニングライトが標準装備され、新グレードである「タック」と「クラシック」が設定されました。タックには本革シートなど、クラシックにはチルトアップ機構付き電動ガラスサンルーフや18インチアルミホイール、アーバンウッドパネルなどが新たに装備され、全装備は、アダプティブクルーズコントロールをはじめ、10アイテム以上を標準装備化するなど、よりラグジュアリーでグラマラスになり再デビューを果たしました。