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- スマートキー紛失を解決する方法4選!値段と時間と車メーカーが鍵となる?
スマートキーを紛失した時の対処法
わざわざ鍵を取り出さなくても鍵を操作したり、エンジンをかけたりできるスマートキー。
最近では、多くの車で採用されておりユーザーの利便性が高まっている一方、その便利さゆえに鍵の存在を忘れやすく、スマートキーのインロックや紛失が起こってしまいます。
「旅行中にスマートキーを紛失した」「スマートキーがないからエンジンがかからない」などでお困りの方が結構いるのではないでしょうか。
そこで、スマートキーを紛失した時の解決策や対処法についてご紹介します。
今すぐに解決するための方法や値段をなるべく抑える方法をご紹介しますので、あなたに合った解決策を行ってください。
スマートキーを紛失したと思ったらやってみること
「いつも通りのところにスマートキーを入れたはずなのに無い」となったら不安やパニックになりますよね。
本当にスマートキーを紛失したかどうか確認するためにも行ってほしいことがありますので、試してください。
鍵が開くか・エンジンがかかるか試してみる
スマートキーは車のドアに付いているボタンを押すと鍵が操作できます。
なので、スマートキーを紛失したと思っても諦めずにドアのボタンを押してみてください。開いた場合は鍵が近くにあるという証拠です。
同乗者がいたら、その人たちにもボタンを押させてみてください。誰かに預けたことを忘れている可能性があるので。
メカニカルキーがあるか確認する
スマートキーには緊急時用に「メカニカルキー」が入っています。
このメカニカルキーがあればスマートキーがなくても鍵を操作したり、エンジンをかけたりすることができます。
何かの衝撃でスマートキーが壊れて、メカニカルキーのみが手元にあるというパターンも存在しますので確認してみてください。
スマートキーを完全に紛失したらどうする
上記の方法を試してみたものの、
「ボタンを押してもドアは開かないし、メカニカルキーも手元にない」
という場合は、『鍵を探す』か『スペアキーを作る・使う』しか解決策がありません。
鍵を探す方法については別のコラムで紹介していますので、そちらを参考にしてください。
スマートキーを完全に紛失した場合は業者を使って解決するのが基本です。
では、どの業者に依頼すればよいのでしょうか。今回紹介するのは
- ・鍵屋
・カーディーラー
・ロードサービス
・自動車整備工場
の4業者です。
それぞれの業者によって、解決にかかる時間や値段は異なります。
それぞれの業者の特徴やメリットについてもご紹介しますので、あなたに合った業者を見つけてください。
スマートキーに対応できる鍵屋に依頼する
鍵のトラブルといえば鍵屋です。鍵開けや鍵の作成を得意としています。
しかし、どこの鍵屋でもスマートキーに対応しているわけではありません。技術や道具がなければ、鍵を作るだけでエンジンがかかるようにはならないのです。
その理由は車に搭載してあるイモビライザーという防犯機能にあります。
車両と鍵のIDが一致しないとエンジンがかかりません。そのため、新しく作るスペアキーにイモビライザーを搭載しなければいけないのです。
これはすべての鍵屋ができるとは限りませんので、スマートキーやイモビライザーにも対応可能な鍵屋に依頼しましょう。
スマートキーに対応できる鍵屋に依頼するメリット
鍵屋に依頼する最大のメリットはすぐに解決できることです。この後に紹介する業者は解決に1日以上かかることが多いですが、鍵屋なら数時間もかからずに解決可能です。
電話1本で車がある場所に駆け付け、その場で鍵を作成してくれます。しかも、その鍵を使えば車を運転できますから、遠方でスマートキーを紛失しても車を動かすことができます。
今すぐに鍵を作って車を動かしたい方、遠方でスマートキーを紛失して困っている方におすすめです。
鍵のレスキューはスマートキーやイモビライザーに対応している出張専門の鍵屋です。スマートキーを紛失してお困りでしたら、0120-3333-99までお気軽にご相談ください。
鍵屋が行うスマートキーの鍵開けと鍵作成の料金
鍵屋に鍵開けと鍵作成を頼むといくらくらいになるのでしょうか。
一般的な車の鍵開けは簡単なもので15,000円~20,000円、鍵作成は25,000円~50,000円となります。
高級車や外国車、特殊な鍵だとさらに値段が高りやすいです。
カーディーラーにスマートキーの作成を依頼する
自動車メーカーのディーラーに依頼すればスマートキーを作成することができます。
しかし、「今すぐにその場で」ということはなかなか難しいです。スマートキーの納品には数日~数週間かかってしまいますから。
なので、自宅から近い場所でスマートキーを紛失し、作成にそこまで緊急性を感じていない人におすすめです。
カーディーラーに依頼する最大のメリットはスマートキーの値段が安いことです。
そのメーカーの車に特化した技術や情報を持っている上に、自社商品を扱うので費用が抑えられます。
車によって保証が付いている場合もありますので、ディーラーに確認してみましょう。
カーディーラーにスマートキーの作成を依頼する際に必要なこと
ディーラーも何の情報もなしにスマートキーを作成するのは難しいです。そのため、「鍵番号」というものでスマートキーの情報を得て作成します。
鍵番号は通常、車を購入した際にタグが鍵に付いていて、そのタグに記載されています。
「鍵番号なんて覚えていない」という人は、追加の工賃を支払ってシリンダーから鍵を読み取ってもらう必要があります。
この場合、車をディーラーに持って行かなくてはいけません。
スマートキーが無くて車が動かない場合、レッカー代も追加でかかることがあります。
もしかしたら、メーカーが車体番号と鍵番号を紐づけして管理している可能性もあるのでディーラーに一度聞いてみましょう。
ロードサービスを呼ぶ
「とりあえず車だけでも動かしたい」という場合におすすめの方法です。ロードサービスで車の鍵を開けてもらい、自宅などまでけん引してもらいます。
自宅に車を置いておけば、後日にディーラーへスマートキーの作成を依頼できます。
また、自宅にスペアキーがあればそのまま車を使い続けることができます。
ロードサービス会社によって、けん引できる場所や距離、値段が異なりますので色々と調べたり、質問したりしましょう。
自動車保険にもロードサービスが付帯していますが、事故や故障の際にけん引が可能で鍵の紛失に対応しているかどうかは連絡して聞いてみる必要があります。
また、レッカーの場所も指定の自動車整備工場のみの場合もあるのでご注意ください。
自動車整備工場でスマートキーを作成してもらう
一部の自動車整備工場ではスマートキーの作成を行っています。手元にスマートキーが無くても、メカニカルキーの作成からイモビライザーの登録まで可能です。
しかも、在庫があればその日の内にスマートキーを作ることもできます。
インターネットで購入した中古のスマートキーの持ち込みも行っていますので、ディーラーよりも安い値段でスマートキーを作ることができるかもしれません。
ロードサービスを使って鍵を開けてもらい、レッカーで修理工場まで運んでもらうのが良いと思います。
メーカーや車種によってスマートキーの特徴は変わる?
結論から言うと、メーカーや車種によってスマートキー作成の値段は異なります。
メカニカルキーの作りが複雑だと、作成する技術や機械が必要になるので値段が高くなってしまうのです。
もちろん、同じメーカーの車でも車種や年代が違えば防犯性が異なりますので、値段が変わります。
特に、国産車と外国車、高級車と軽自動車では値段に大きな差が出る可能性が高いです。
トヨタのスマートキーの特徴
日本が世界に誇る自動車メーカーで、プリウスやアクア、アルファードなどの車種があるトヨタ。
そんなトヨタでは、スマートキーが持つ一連の機能を「スマートエントリー&スタートシステム」と言い、スマートキーは「電子キー」という呼び方をします。
鍵の操作はもちろん、エンジンの始動もスマートキーがあれば可能です。
トヨタのスマートキーについて詳しく知りたい方は別記事を読んでみてください。車種別にスマートキーの特徴などを紹介しています。
日産のスマートキーの特徴
国内3位の売上を誇る日産。リーフやノートなどの電気自動車やセレナ、スカイラインなどが有名です。
日産ではスマートキーのことを「インテリジェントキー」と呼びます。
鍵を取り出さずにエンジンをかけられる「ハンズフリーエンジンスタート機能」やインロックを防止する「キー閉じ込め防止機能」も搭載しています。
マツダのスマートキーの特徴
CXシリーズやロードスターなどで有名なマツダ。
スマートキーは「アドバンストキー」と言い、スマートキーを使ったシステムを「アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム」と呼びます。
ホンダのスマートキーの特徴
国内2位の売上を誇るホンダ。N-BOXは始めとする軽自動車やフィットなどが有名です。
ホンダのスマートキーは、「Hondaスマートキー」と呼び、スマートキーを使ったシステムを「Hondaスマートキーシステム」と言います。
スズキのスマートキーの特徴
ワゴンRやハスラーなどの軽自動車などが有名なスズキ。
スマートキーの機能を「キーレスプッシュスタートシステム」と言い、スマートキーは「携帯リモコン」と呼びます。
ダイハツのスマートキーの特徴
タントやムーヴなどの軽自動車で有名なダイハツ。
スマートキーの機能を「キーフリーシステム」と言い、スマートキーは「電子カードキー」と呼びます。
スバルのスマートキーの特徴
航空機メーカーを源流にもつスバル。安全性や走行性能の良さは高く評価されています。
そんなスバルのスマートキーは「アクセスキー」と呼びます。
BMWのスマートキーの特徴
ドイツのメーカーで、日本では高級車として有名なBMW。
スマートキーは「リモート・コントロール・キー」と呼びます。
鍵の操作だけでなく、シートやドアミラーの自動調整を行えるのも魅力です。
ベンツのスマートキーの場合
ドイツのダイムラー社が保有する自動車ブランドのメルセデスベンツ。言わずと知れた高級外国車です。
ベンツでは「キーレスゴー」と呼ばれるスマートキーの機能があります。
スマートキーを紛失した後はどうすればいいのか
スマートキーを新たに作成して終了というわけにはいきません。
もし、誰かがスマートキーを拾い、車を特定したら簡単に盗まれてしまいます。
特に、家の近くでスマートキーを紛失した場合、盗まれる確率は高くなります。そのことを考えると心配ですよね。
なので、スマートキーを紛失したら鍵の交換をおすすめします。
シリンダーを交換するだけ、スマートキーやイモビライザーのIDを変更するだけではなく、両方とも変えることが必要です。
シリンダーだけ変えた場合、スマートキーで鍵を操作できるので車を持ち去られてしまいます。
スマートキーやイモビライザーを変えても、メカニカルキーで鍵を開けられ、車上荒らしに遭ってしまいます。
では、鍵の交換作業はどこで行えるのでしょうか?
カーディーラーに鍵の交換を依頼する
カーディーラーに依頼すれば見積もりから交換まで行ってくれます。
車購入時に保証に入っている場合、通常よりも安く修理ができるかもしれませんので、一度ディーラーに相談してみてはいかがでしょうか。
懸念として、スマートキーやイモビライザーを書き換える時に車両のコンピュータごと入れ替える必要が出てくるかもしれません。そうなると十数万円の費用がかかることがあります。
自動車整備工場へ交換を依頼する
ディーラーだけでなく、自動車整備工場でも鍵の交換を行うことができます。
工場によっては、スマートキーやイモビライザーに対応していない可能性もあるので事前に連絡をしてみるのが良いです。
イモビライザーに対応していると、コンピュータを入れ替えなくてもIDを書き換えてくれる可能性があるので、ディーラーよりも値段を安くすることができるかもしれません。
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