車・バイクの鍵

自動車やバイクのカギ

自動車やバイクの鍵とは、鍵を使用して自動車の扉やトランク、バイクのメットインを開錠したりエンジンを始動させるために必要な装置である。

現在、国産の自動車やバイクで使用されているシリンダーには、ほとんどが板状のディスクタンブラー錠である。
バイクに関してはタンブラーが内筒の片面にだけ入っている物が多く、タンブラーの段差も３～５段差になっていることが多い。

その為不正に扉を開錠する操作なども割と簡単に出来てしまう。
自動車に関しては、ほとんどが内筒の両面にディスクタンブラーが一枚ずつ交互の入っていることが多い。
その為バイクに比べると不正に操作することは難しいと言える。

また、メーカーや高級車によってはディスクタンブラーが４方向から入っているシリンダーなどもありより防犯性が高くなっている。
最近ではキーレスシステムやリモコンキーシステムを採用している自動車やバイクも多く、持ち主以外の操作を制限する防犯性能を持った車種も増えている。

イモビライザーキー

イモビライザーシステム（トランスポーダーシステム）とは、鍵にICチップが搭載されており、車に登録してあるICチップの情報が一致しなければエンジンが作動しないようになる盗難防止システムのことある。

イモビライザーシステムが搭載された車は、鍵の山が純正キーと一致していようともICチップの登録情報が一致しなければ作動しない。
おもに、高級車やハイクラスのバイクに標準で備わっているが、購入者の希望でオプションとして取り付ける場合もある。

また、イモビライザーキーの作成は、専用の登録機械と専用のブランクキー（ICチップ内蔵のもの）がなければ出来ないため、ディーラー、もしくは専用機材を所有する鍵屋でなければ行うことが出来ない。
これにより、兼ねてより問題視されていた「合鍵の不正コピー」は事実上不可能となり、乗り物の鍵の防犯性は著しく向上した。

しかし、イモビライザーキーが登場した当初はまだ技術が完璧でなく、一部のセルシオでは外国人窃盗団によるイモビ破りが続出し、ネット上や週刊誌などでも話題となった。
もちろん、現在はさらなる改良が加えられ、イモビライザーキーの防犯性は確固たる地位を築いている。

ウェーブキー

ウェーブキーは鍵の内側、もしくは外側に滑らかな波のような溝が彫ってある鍵のことである。

ウェーブキーは主に車の鍵で使用されているが、一部住宅の鍵にも使用されている。
従来の鍵に比べ、複製がしづらくピッキング対策も施されている。
ウェーブキーの導入当初は高級車のみに導入されていたが、近年では軽自動車などにも導入されている。

シャッターキー

シャッターキーとはイグニッションシャッターを開閉させる鍵のことである。

イグニッションシャッターはバイクに搭載されているものがほとんどである。
シャッターはイグニッションの鍵穴を隠すように設置されており、いたずら防止やほこりなどの汚れが入らないようにする役目がある。
シャッターキーのキーパターンを生み出す構造は、磁力である。
シャッターキーの中には小さな磁石が入っており、その磁石の配列がキーパターンを生み出している。