簡易鍵・その他特殊錠

南京錠

南京錠とは錠本体からU字型に伸びた弦を受け穴に入れることで施錠する仕組みを持った鍵のことである。

南京錠とは西洋錠ともよばれており、形としては、箱の部分に鍵を差し込む場所があり、その箱の部分から、U字型に伸びている「弦」からなっている。
この弦の部分は「ツル」と呼ばれている。

鍵の構造として、正しい鍵を入れることにより、内筒がまわり、U字型に伸びているツル部分の一方が軸になり、一方が持ち上がる。
持ち上がった部分にチェーン等を入れて、ロックすることにより、「鍵」になる。

この南京錠はいろいろな面で役に立ち、利便性が高い鍵で、南京錠の箱の上部分のツルの部分が、いろいろなかたちをしている。
ツル部分がとても長い南京錠があれば、小さい南京錠もあり、ツル部分が太い、細いであったり、南京錠自体も大きいのから、小さいものまで、いろいろなかたちをしているのが特徴的である

セサミロック

セサミロックとは「暗証番号可変式ダイヤル錠」のことである。
セサミロックは主に自転車や南京錠に使用されている。
中の構造について説明すると、円盤状の部品が多数入っていて、その円盤の真ん中あたりに凸マークの穴が開いている。
この円盤状の部品を回していき凸マークが揃うと、通常の錠前で言うデッドボルトに当たる部分の引っ掛かりがなくなり、抜けて開錠という仕組みになっている。

使い込んでいる物であれば開錠は容易だが、新しい物であると、セサミロック開錠用の特殊な工具を使わなければ困難である。

TSAロック

TSAロックとは米国連邦航空省運輸保安局が認定したメーカーのみが製造、管理しているスーツケースに付いている錠前のことである。

TSAロックのＴＳＡとはTransportation Security Administrationのことである。
アメリカの空港では荷物を預けると、無作為に荷物を選び検査する制度がある。その際、施錠していた場合は鍵を壊して開錠されてしまう。
ＴＳＡロックスーツケースの場合は空港担当職員がＴＳＡロック専用のマスターキーを持っているため、施錠したまま荷物を預けても破錠される心配がなくなる。
ＴＳＡロックのマスターキーは厳重に管理され空港担当職員のみが持つことを許されている。