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- 【これで解決】家や自転車の鍵がささらない時の対処法は?予防策もご紹介
自分でできる鍵がささらない時の対処法と予防策
「帰宅して鍵を開けようと思ったら、鍵がささらない」
「家の鍵を閉めようと思ったら、鍵が途中までしかささらない」
多くの方がこのようなトラブルに遭遇していますし、パニックになると思います。
無理に鍵をさそうとすると、鍵が壊れて更なるトラブルに発展してしまいます。
そうならないように、鍵がささらない時の対処法をご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
また、トラブルが解決した後に行う予防策もご紹介しています。鍵がささらないトラブルに遭わないように予防策も行ってみてください。
鍵がささらない時の対処法
鍵がささらない時に自分でできる対処法は6つあります。
原因が単純で、解決が簡単なものから紹介していますので、順番に試してみてください。
1鍵が正しいか確認する
家の鍵、オフィスの鍵、車の鍵など色々な種類の鍵を複数所有している方が多いのではないでしょうか?そのような方は、鍵が正しいかどうか確認してみましょう。
疲れていたり、酔っていたり、暗いところだったりすると、鍵が正しいのかどうか分からなくなってしまいます。
一度冷静になって、鍵が正しいかどうか見てください。
2鍵をタオルなどできれいにする
鍵が正しいのにささらない場合は、鍵に異物が付いていて、その異物が邪魔をして鍵がささらなくなっている可能性があります。
鍵は精密なので、ほこりや砂、食べ物などで鍵がささらなくなることがあります。
その場合は、タオルやハンカチで鍵を拭いてあげましょう。
この時に、タオルやハンカチは汚れが無いものを使ってください。鍵に汚れが移ってしまい、事態が悪化する可能性があります。
また、なるべくほこりなどが付着しにくく、乾いたものを使ってください。
鍵が濡れていると、ささっても回らなくなってしまう可能性があります。
3鍵穴を温める
冬などの寒い時期になると、鍵が凍結することがあります。特に雨や雪の影響で鍵に水分が付着した時は凍結が起こりやすいです。
このようなケースは、鍵穴を温めることで解決できます。
カイロや温かい缶などを使って鍵穴の氷を溶かしていくと、鍵がささるようになります。
お湯や水を直接鍵穴にかけて溶かそうとするのはやめましょう。鍵穴が濡れて、トラブルがさらに酷くなってしまいます。
4鍵穴の異物を取り除く
鍵穴の凍結ではない場合、鍵穴に異物が混入している可能性があります。
異物というといたずらで詰められる接着剤やガムが思い浮かぶと思いますが、砂やほこりも鍵穴に混入する異物です。
鍵穴をみて、ガムや接着剤が確認できる場合は、基本的に自分では対処できないので、鍵屋を呼ぶしかありません。
大きな異物が確認できない場合は、ほこりや砂が詰まっている可能性が高いです。この場合は、掃除機やエアダスターなどを使うと異物を取り出すことができます。
掃除機を使う場合は、ノズルをシリンダーに当てて吸引するだけです。
エアダスターは鍵穴に直接空気を送り込んで異物を取り出します。
エアダスターが無い場合は、自転車の空気入れでも代用可能です。
5合鍵を使う
上記の方法でも鍵がささらない場合、鍵そのものに問題があるのかもしれません。
正しい鍵を使っていても、鍵が曲がっていると鍵はささらなくなってしまいます。今一度鍵を確認してみて、曲がっている場合は合鍵を使ってください。
合鍵が手元にない場合、近くの鍵屋やホームセンターで作ってもらえますので、営業時間内であれば行ってみましょう。
営業時間外であれば、24時間対応の鍵屋に依頼するか、管理人にマスターキーの有無を確認するかという方法になります。
6鍵を交換する
何をしても鍵がささらない場合、鍵穴のパーツが壊れてしまい、中で邪魔をしている可能性が高いです。
そうなると、鍵を交換するか修理するかの2択になります。鍵穴の修理は部品調達からパーツのみの交換など、鍵を熟知していないと難しいです。
そのため、鍵を交換する方が良いと思います。そのほうが簡単で安く済む可能性が高いからです。
ただ、鍵が開いていないと鍵交換はできませんので、注意してください。
鍵交換の詳しい方法は別で紹介していますので、そちらを参考にしてください。
自転車の鍵がささらない時の対処法
鍵がささらないトラブルが起こるのは、家だけではありません。多くの方が自転車の鍵がささらないというトラブルに遭遇しているのです。
基本的に考えられる原因は家の鍵と同じですが、解決方法が少し異なりますので、ご紹介します。
鍵を破壊する
家の鍵だと、色々な手段を使って鍵を壊さないで直す方が好まれます。それは家の鍵の交換は高いからです。
しかし、自転車の鍵は比較的安価で交換することができます。なので、鍵がささらなくなったら、鍵を破壊して乗れるようにし、後で鍵を交換するのが良いと思います。
鍵を交換しなくても、ワイヤーロックなどで鍵をかけるのもありですが、防犯性に欠けるので、前輪と後輪の両方に付けておくのが良いでしょう。
自転車屋さんに持って行く
いざ自分で鍵を壊したり、交換したりするのは難しいと思います。その場合は自転車屋に依頼しましょう。
自転車屋なら、鍵の破壊や交換を行ってくれます。自分で鍵を調達しなくても、その場で買ってすぐに交換が可能です。
今は出張を行ってくれる自転車屋もあるそうなので、検討してみてください。
車・バイクの鍵がささらない時の対処法
車やバイクの鍵がささらない原因も家の鍵とほぼ同じです。
鍵穴の掃除や鍵の確認、鍵の交換で鍵がささるようになると思います。
ただ、鍵の交換は自分で行うのが難しいので、ディーラーや修理工場に依頼するのが良いでしょう。
車の鍵がささらない、回らない原因と解決方法を紹介した記事がありますので、詳しくはそちらを参考にしてください。
金庫に鍵がささらない時の対処法
金庫の鍵がささらない原因も他の鍵とほとんど同じです。
金庫の鍵が壊れてしまった場合は、メーカーに依頼すると作ってくれることがあります。もちろん、近くの鍵屋でも鍵の複製は可能です。
金庫の鍵の依頼方法や、金庫の開け方を知りたい方は別で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
鍵がささらないことが無いようにする予防策
これまで紹介した方法で鍵はささりましたか?
トラブルが解決できた方は、今後、鍵がささらないことが無いように予防することが大切です。
ここからは、鍵がささらないトラブルを予防するための方法をご紹介していきます。
鍵のメンテナンスを行う
日ごろから鍵のメンテナンスを行う方はそう多くはないと思います。意外と掃除をしないですし、掃除の方法も分からないのが鍵穴です。
そこで、簡単に行えるメンテナンス方法をご紹介しますので、ぜひやってみてください。
鍵穴の掃除
まずは鍵穴の掃除から行います。鍵穴には砂やほこりが意外と詰まっているので、それを取り除いてあげましょう。
掃除機やエアダスターなどを使えば、簡単に異物を取り除くことができます。
また、鍵穴専用のクリーナーも販売されていますので、それを使って掃除するのもありです。
鍵の掃除
次は鍵本体の掃除です。
鍵本体は歯ブラシで汚れを落とし、タオルやハンカチで汚れを拭き取りましょう。
重曹やクエン酸を使うと汚れが落ちやすいですが、鍵に詰まってしまうとトラブルにつながってしまうので、しっかりと落としてから使用してください。
潤滑剤か鉛筆で動きをよくする
鍵穴と鍵の掃除が終わったら、鍵の動きをよくするために潤滑剤をつけていきます。
鍵穴専用の潤滑剤があるので、それを使ってください。それ以外の潤滑剤はトラブルの原因となりますので、使用は避けてください。
鍵と鍵穴が乾いていることを確認して、鍵穴に潤滑剤を注入します。
注入後、鍵の抜き差しと回転を数回行い、鍵穴に潤滑剤をなじませたら完了です。
潤滑剤が鍵穴表面についていたら、しっかりと乾いたタオル等で拭き取ってください。
もし、潤滑剤が手元になければ、鉛筆でも代用可能です。
鍵を鉛筆でなぞり、溝などに黒鉛を付着させます。それを鍵穴に入れ、なじませると鍵の操作がスムーズになります。
この方法はあくまでも応急処置なので、潤滑剤を使用する方がおすすめです。
純正キーを使う
これまで複製キーを使っていた方は純正キーを使うことをおすすめします。
複製キーは鍵屋などで作られた合鍵で、純正キーは鍵のメーカーが作った鍵です。
複製キーは削ることを考えて作られているので、純正キーと比べると耐久性が低くなっています。
そのため、鍵が折れたり、削れたりする確率が高く、鍵がささらなくなる可能性が高いです。純正キーを使って鍵が壊れないようにしましょう。
鍵番号が分かれば、純正キーは作れます。メーカーに直接依頼したり、インターネットの業者を仲介したりする方法など様々ありますので、あなたに合った方法を選択してください。
鍵穴に異物が入らないようにする
鍵穴に異物が入らなければ、鍵がささらなくなる可能性も低くなります。また、メンテナンスの回数も減るので、お手入れも楽です。
異物が入らないようにするための鍵穴のカバーが販売されているので、それを使いましょう。鍵の種類やサイズによって使えないこともありますので、購入前に確認してから購入してください。
鍵穴に接着剤などを詰められた場合は、警察に相談したり、防犯カメラを設置したりしていたずらができない環境を作りましょう。
毎回被害に遭って、鍵開けや鍵交換の費用がかかるよりも安上がりです。
あなた以外の被害者を出す可能性も減らすことができるでしょう。
鍵がささらない時は鍵のレスキューへ
様々な方法を使っても鍵がささらない場合や、異物が詰められている場合は鍵のレスキューが解決いたします。
24時間365日、その場で鍵開けや鍵交換、修理を行います。お困りでしたらお気軽にお電話にてご相談ください。