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金庫の修理ってできるの?
長い期間を使用することの多い金庫。
「久々に開けて中身の確認をしよう」というときに開きにくいと困りますよね?
このコラムでは金庫の扉が開きにくいときの対処法と各メーカーの修理の出し方をご紹介します。
金庫の修理が必要になる場面
金庫の修理が必要になる場面、修理で解決できる問題とはどのようなトラブルなのかをはじめにあげていきます。
金庫の鍵が回らなくなった
金庫の鍵修理だけに限らず、家・車・デスクなどでも鍵が回らないというお電話はよく頂きます。
鍵が回らない時の原因は大きく分けて
・シリンダー内部の調子が悪い
・鍵そのものに問題がある
の二つが主な原因です。解決方法はこの後ご紹介します。
金庫のかんぬきがかみ合わない
金庫の扉には頑丈なかんぬきタイプの鍵が使用されています。
しかし、年月や、使用頻度によっては次第に曲がってしまうこともあります。
金庫のダイヤルの暗証番号は正しいのに開かない
金庫の暗証番号は正しいはずなのに開かない。
ダイヤルが緩んで空回りしていることや、ダイヤルリセットをしていないとこの状況になります。
ダイヤルリセットの方法は後ほど解説します。
金庫のテンキーが反応しない
金庫のテンキーが反応しないという例も近年では増えてきました。
覚える桁数がダイヤル式より少ないので利便性は高いですが、反応しないとどうしようもないです。
電池切れを疑ってみましょう。
金庫の修理を依頼する前に自分で試せる解決方法
金庫の調子が悪いとき、いきなり鍵屋を呼んだり、メーカーに修理を依頼する前に以下のような手段で金庫が直るかもしれません。
ダイヤルリセット
金庫のダイヤルを回す前に右方向にダイヤルを4回転以上させてから、暗証番号を入力しましょう。
ダイヤルリセットとは、暗証番号をリセットするのではなく、ダイヤルの“状態”をリセットする行為です。
ダイヤルリセットを行っても暗証番号はかわりませんのでご安心ください。
鍵に黒鉛をまぶす
金庫の鍵が回りにくいときの対処法になります。
鍵に黒鉛をまぶすことで潤滑剤の役割を果たしてくれます。
鍵穴に鍵専用スプレーをする
鍵穴に鍵専用のスプレーをします。
鍵専用のスプレーを使用することで、鍵が回りやすくなり、元のように動きがスムーズになります。
KURE5-56などの錆防止剤、錆取り剤はご使用いただけません。
使用してしまうと、最悪の場合はシリンダー内部のごみが固まり、破壊以外の開錠手段がなくなります。
テンキー式は時間を空けてから試す
テンキー式の金庫は一定回数短時間で間違えると入力を受け付けなくなります。
入力受付解除にかかる時間は短いものですと5分ほどですが、長いものは20分を超えてくるものもあるようです。
電池を交換する
テンキー式や指紋認証式の金庫では電池が使われています。
金庫の電池の寿命は全く触らなかったとしても1年くらいというメーカーが多く、1年を目処に電池を交換しなくてはなりません。
電池を抜いても暗証番号がリセットされることはないので、使わなくても毎年金庫の電池を入れ替えましょう。
指紋が汚れていたら拭く
指紋認証タイプだけになりますが、指紋が汚れていたり、乾燥していたり、水で濡れているとうまく認証されません。 手を清潔に保ち指紋認証を行いましょう。
手を清潔に保ち指紋認証を行いましょう。
開け方の手順が間違っていないか再確認する
テンキーとシリンダーキーといったような鍵が複合している機種で起こるトラブルです。
テンキーを先に入力するのか、鍵を先に回すのかなど機種によって異なることもあるので説明書を読んで再度チャレンジしましょう。
説明書は公式HPに掲載している商品もあります。
金庫の修理をどこに依頼する?
ドアクローザーの調整を行うのはどのようなタイミングなのでしょうか?
金庫メーカーは時間がかかるけど安いことが多い
1つは、購入したメーカーに直接問い合わせる方法です。
メーカーは公式保証がついており、2年以内での初期不良が判明した場合無償での交換を受け付けているところが多くみられます。
金庫メーカーは、即日すぐに金庫の対応に向かうというのは難しく、どんなに早くても翌営業日に訪問というケースが多いです。
また、休日には対応していない、平日の17時30分までの電話受付という会社が多いため遅い時間に修理をしたい場合は不向きです。
金庫の鍵修理も鍵屋という手段もある
金庫の鍵修理にも鍵屋という手段をご利用いただけます。
鍵屋に任せれば、現地で認定錠前技師が状況をみて作業するのでお客様は手間がかからず、当日中に解決できるというメリットがあります。
鍵のレスキューでは当日中にお客様の金庫の修理を行うため、認定錠前技師が皆様の地域を巡回しております。
メーカーごとの金庫の修理依頼方法
最後にメーカーごとの依頼先と依頼方法をまとめます。
どのメーカーであっても身分証明書は必須になりますのでご準備ください。
EIKO(エーコー)の金庫の修理依頼方法
デザインのカッコよさや、鍵の種類の豊富さで選ばれることも多いのがEIKO。
EIKO(エーコー)の金庫の鍵を修理する場合は、EIKO金庫ダイレクトの修理お問い合わせページから修理のお問い合わせになります。
不明点があれば電話での受付もしているようです。
ITOKI(イトーキ) の金庫の修理依頼方法
オフィスはもちろん、医療施設や海外にも進出しているのがITOKIです。
ITOKIの金庫はIES(ITOKI ENGINEERING SERVICE)のページから修理依頼フォームで商品番号やロットナンバーなどを入力して送信することで修理の依頼ができます。
写真を添付することができるため、言葉での説明が難しい内容でも適切なサービスを受けることができそうです。
KOKUYO(コクヨ)の金庫の修理依頼方法
文具で有名なコクヨも金庫の取り扱いがあります。 合鍵を見繕うとこは公式サイトで出来ますが、金庫の修理は販売店を通しての連絡になります。 一度販売店に連絡するか、購入店舗がわからない場合はお客様相談室というフォームからご記入いただくことで解決につながるようです。
クマヒラの金庫の修理依頼方法
業務用金庫で有名なクマヒラは、商品購入時にセキュリティプランへ加入することができます。
24時間受付可能なオンコールパックなどがありサポートサービスにもぬかりありません。
そのプランに加入していない場合は、最寄りのクマヒラの事業所への相談ということになるようです。
営業時間は平日9時から17時30分までになるので注意が必要です。
オカムラの金庫の修理依頼方法
オフィスにぴったりのパルテノンシリーズで有名なのがオカムラです。
金庫以外にもオフィス用品の販売や空間プロデュースなども行っています。
オカムラの金庫の修理依頼方法はお問い合わせフォームから入力して返答を待つ形になります。
プラスの金庫の修理依頼方法
金庫の販売以外にも文具やオフィス家具の販売、空間デザインなどを手掛けるのがプラスです。
プラスの金庫の修理が必要ときは金庫の開錠依頼のページから修理依頼を申し込むという形になります。
厳密に「修理はここから」といった記載はないため、実際に修理していただけるかはわかりません。
セントリーの金庫の修理依頼方法
「ホームセーフはセントリー」というキャッチコピーのセントリー社の金庫修理依頼方法です。
ビッグボルトシリーズが有名で、耐火耐水にも強い災害の多い日本で人気のあるメーカーです。
そんなセントリーの修理依頼方法は電話受付となっています。
電話の受付時間は年中無休の、9時~17時30分までとなっています。
ダイヤセーフの金庫の修理依頼方法
1961年に金庫の販売を開始したのがダイヤセーフ株式会社です。
半世紀以上もダイヤモンド金庫を販売し、万全のアフターフォロー体制を誇ります。
ただし、ダイヤセーフは製造メーカーで販売は行っていないので修理の依頼などは販売店を通しての取引になるようです。
簡易的なお問い合わせフォームもあるのでそちらを試してみるのも一つの手かもしれません。