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合鍵を作成するのにかかる時間について解説
合鍵を作成する時に気になるのが作成にかかる時間ですよね。
「仕事の休憩中に合鍵を作りたいけど時間は大丈夫?」
「すぐに合鍵を手に入れられる場所は?」
などの疑問を解消すべく、合鍵作成にかかる時間について解説します。
鍵の種類や作成する場所、目的によって適する場所などを解説しますので、参考になれば幸いです。
合鍵の作成時間は鍵の種類と場所で決まる
合鍵を作成する時間は鍵の種類と作成する場所で決まります。
どこで作成すればすぐに鍵が手に入るのか、即日作成ができないのはどこかなどを把握しておきましょう。
店舗なら即日作成可能
鍵屋やホームセンター、金物屋など店舗を構えている場所なら、基本的に即日合鍵を作成することが可能です。
元となる純正キーを店舗へ持ち込み、純正キーに似せた複製キーを作成します。
店舗によって技術や機械にばらつきがあるため、作成時間や質に差が出るので注意しましょう。
メーカーやディーラーは後日渡される
メーカーやディーラーなどに合鍵作成の依頼を行うと、後日に合鍵を渡されます。
依頼を受けた後、メーカーの工場で鍵を作成し、配送を行うため時間がかかるのです。
その分、誤差がなく正しく使える純正キーが手に入ります。納品までにかかる時間は依頼する場所やメーカーによって異なるので、確認が必要です。
鍵によって取り寄せが必要になる
すべての鍵が店舗で複製できるわけではなく、一部の鍵はメーカーからの取り寄せが必要となります。鍵に特許権があり複製が禁じられている、複製に必要なブランキーが出回っていないなどが原因です。
そうなると、即日の合鍵作成が難しいので、余裕のある時にメーカーへ依頼をしておきましょう。自分の鍵が複製できるかどうか分からない方は、店舗に直接問い合わせてください。
鍵の種類別合鍵を作成するのにかかる時間
ここからは鍵の種類ごとに、合鍵作成にかかる時間を紹介していきます。
店舗で合鍵作成をすることを想定した時間です。
ピンシリンダー
鍵の片側がギザギザした山状になっている鍵です。室内の鍵や自転車の鍵、ロッカーの鍵など様々な場所で使用されます。
ピンシリンダーの合鍵作成にかかる時間はおよそ3~5分です。比較的簡単な鍵などで素早く合鍵を作成することができます。
ギザ鍵
鍵の両側がギザギザした山状になっている鍵です。玄関や室内、ロッカーやバイクなど様々な所で使用されています。
こちらも比較的簡単な鍵なので、合鍵作成の時間はおよそ3~5分です。防犯性の高い車や住宅の鍵、小さいロッカーの鍵などの場合は、10~15分ほどの時間を要する場合があります。
ディンプルキー
鍵の表面にくぼみがある鍵です。主に玄関で使われることが多いですが、防犯性の高さから自転車や金庫などでも使用されています。
ディンプルキーの合鍵作成は専用の機械と技術が必要となるので、難易度が高いです。
合鍵作成にかかる時間は短くて5分、平均で15~60分となっています。技術力のある鍵屋だと短く、専門でない場所で作ると長くなる傾向があります。
マグネットキー
磁力を使って解錠する鍵です。バイクや金庫などでよく使われます。
マグネットキーの作成は、バイクで10~20分、金庫で15分~30分、住宅で30分です。
合鍵を作成するためのブランクキー、鍵にくぼみを開ける機械、技術が必要なので、合鍵作成に行く前に聞いておきましょう。
ウェーブキー
鍵の表面に波状の溝がある鍵です。車の鍵で主に使用されています。
合鍵作成にかかる時間は10~40分です。簡単な鍵だと10~20分、難しい鍵だと20~40分となります。
ウェーブキー専用の機械やディンプルキーなどにも使える機械を使用するので、機械の無いところには依頼をできません。
スマートキー
鍵を持った状態でドアノブやエンジンに付いているボタンを押すだけで、ドアの施錠・解錠、エンジンのON・OFFができる車の鍵です。最近では、玄関にも使われています。
スマートキーの複製にかかる時間は10~30分です。これは鍵が手元にある場合で、鍵がない場合は1~2時間ほどの時間がかかります。
スマートキーだけで複製できることもありますが、車種によっては車も必要です。また、スマートキーの在庫がなければ即日作成できないので、あらかじめ問い合わせておきましょう。
場所別合鍵を作成するのにかかる時間
次は、合鍵を作成する場所ごとにかかる時間をご紹介します。
どこにどのタイミングで依頼をするのがベストなのかが分かりますので、しっかり把握しておきましょう。
鍵屋
基本的に鍵屋なら合鍵を即日作成することができます。住宅の鍵なら長くても1時間程度で作成可能です。
一部取り寄せが必要な製品があり、短くて1~2週間、長くて3~4週間ほどの時間を要します。
また、鍵屋によって技術や機械に差があり、合鍵作成にかかる時間が異なるので、行く前に調べておくと良いです。
ホームセンター
ホームセンターも即日合鍵作成が可能です。
ただし、鍵に精通していることが少ないので、作成できる合鍵の種類が決まっていたり、鍵屋よりも合鍵作成に時間がかかったりします。
ホームセンターの中に合鍵ショップが入っていることがあり、その場合は比較的早く多くの種類の合鍵を作成することが可能です。
メーカー
鍵のメーカーに直接鍵を作成してもらう場合、最短2営業日で鍵を受け取ることができます。平均だと1~2週間です。
代理店を経由してメーカーに依頼するとなると、3~4週間ほどの時間を要することがあります。
メーカーのホームページから依頼できるなら直接依頼するのが良いでしょう。
インターネット
通販サイトや鍵屋のECサイトから合鍵作成を行う方法です。メーカーと依頼者の間に入って、合鍵の発注を行うので、メーカー純正の鍵を手に入れることができます。
インターネットで合鍵を作成した時に要する時間は早くて1週間、平均2~3週間です。
配送状況や鍵の種類、受け取り方によって異なりますので、サイトをしっかりと確認しましょう。
管理会社
マンションなどの場合、オートロックなどの関係から管理会社を経由して合鍵を作成することがあります。特に、非接触で解錠する機能が搭載している場合、登録工事が必要なため、個人で依頼しても作成できません。
管理会社経由で合鍵を作成する場合、2~4週間ほどの時間がかかります。
賃貸物件の場合、管理会社や大家に合鍵作成の許可を得る必要があるので、そのついでに作成の依頼を行いましょう。
ディーラー
車やバイクの合鍵作成はディーラーで行うことができます。ディーラーなら鍵はもちろん、スマートキーの作成も可能です。
ディーラーに依頼すると、1~2週間ほどの時間を要します。
鍵番号があれば、元の鍵がなくても作成することが可能です。スマートキーの場合は、車やバイクを持ち込んでイモビライザー登録をする場合があります。
自動車整備工場
自動車整備工場の一部でも車の鍵やスマートキーの合鍵作成を行っています。
在庫があれば即日作成可能です。時間は30分~1時間、鍵がない場合は1~2時間ほどの時間がかかります。
在庫がない場合、取り寄せを行うので数日から数週間ほどの時間が必要です。
どこで合鍵を作成するのが良いのか
合鍵作成ができる場所や時間を紹介してきましたが、結局どこに依頼するのが良いのでしょうか?
合鍵がいつほしいのか、何を重視するのかで選ぶ場所が変わってきますので、あなたの希望に合ったところを選んでください。
即日で質の良い合鍵が欲しいなら鍵屋
すぐに合鍵を手に入れたい方は鍵屋に依頼をしましょう。鍵屋は様々な機械やブランクキーを用意しているので、様々な鍵の種類に対応しています。
また、鍵に特化しているお店なら精度の高い合鍵を作成できるので、鍵が合わないなどのトラブルが起こりにくいです。
合鍵を作成する時間も素早いので、仕事の合間に行く時にもおすすめします。
フラッと行って安く合鍵を作るならホームセンター
買い物のついでに合鍵を作るならホームセンターがおすすめです。ホームセンターは安いもので500円から合鍵を作成してくれます。しかも即日作成が可能です。
しかし、ホームセンターでは合鍵の機械をあまり取り揃えておらず、鍵に特化しているわけでもないので、作れる鍵の種類が限られています。
簡単な鍵の複製はできますので、フラッと行ってみてはいかがでしょうか。
純正キーが欲しいならメーカーやインターネット
時間がかかっても純正キーが欲しいならメーカーやディーラー、インターネットから合鍵作成の依頼を行いましょう。
純正キーなら鍵が合わないなどのトラブルがあまり起こりません。また、純正キーから複製キーも作れるので、いざという時に安心です。
ただし、即日手に入るわけではないので、急いでいる方には向いていません。また、どこから依頼するかによって納期が異なりますので注意してください。
合鍵作成中の時間はどうすればいいのか
鍵の種類によって合鍵作成に時間がかかります。
その時間はどうすれば良いのでしょうか?
その場で待つ
その場で出来上がるのを待つというパターンがあります。
ピンシリンダーなど簡単な鍵なら3~5分で作成できるので、どこか邪魔にならない場所でスマートフォンでも見ながら出来上がるのを待ちましょう。
合鍵ができるまで他の場所にいる
ディンプルキーなど合鍵が出来上がるまでに時間がかかるなら、どこか別の場所で待機しているのもありです。
鍵が出来上がるまで買い物などをして、出来上がった頃に再度来店する方法があります。その点は柔軟に対応してくれると思うので相談してみましょう。