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アパートなど賃貸の鍵を紛失した時の対処法
戸建てや分譲とは違い、賃貸のアパートやマンションでは鍵紛失の解決方法が異なります。正しい解決方法を行わないと貸主とトラブルになるかもしれません。
今回は、賃貸物件に絞って、鍵を紛失した時の対処法をご紹介します。紛失した時から家に入った後まで順番に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
アパートなど賃貸の鍵を紛失した時に取るべき行動
賃貸物件の鍵を紛失した時に取るべき行動が5つあります。
この行動次第で鍵が見つかり、無事に解決できるかもしれません。
身の回りを探す
まずは落ち着いて身の回りに鍵がないか探してください。
鍵は小さいので、カバンの奥底や書類の間などに挟まっている可能性があります。また、ドアの前で鍵を落としているのに気が付いていないかもしれません。
カバンの中、ポケット、地面など身の回りをできるだけ細かく探すようにしましょう。
来た道を戻って探す
身の回りに鍵がなければ、来た道を戻って探してください。
カバンが開けっぱなしになっている時に、何かの拍子に鍵が落ちてしまうことがあります。また、カバンから物を取り出す時に鍵が落ちることも多いです。
お店や駅などに連絡をする
道中ではなく、お店や電車・バスなどで鍵を落としている可能性があります。今日立ち寄った場所を思い出して、鍵やカバンを触った場所に連絡をしましょう。
落とし物として届いていれば、鍵を受け取ることができます。
警察署や交番に落とし物がないか聞く
警察署や交番に連絡をし、落とし物として鍵が届いていないか聞いてみましょう。もしかしたら、親切な人が警察に届けてくれているかもしれません。
ちなみに、各都道府県の警察のホームページからも落とし物情報を確認することができます。
落とし物として届いていない場合は、遺失届を提出しましょう。遺失届は警察署や交番、インターネットから提出することができます。
管理会社や大家に連絡をする
どうしても鍵が見つからない場合は、管理会社や大家に連絡をしてください。鍵を紛失したことを伝えるとともに、どのように対処すればよいのか聞きましょう。
電話番号が分からない場合は、インターネットで物件の管理会社を調べたり、仲介会社に聞いてみたりしてください。
アパートなど賃貸の鍵を紛失した時に解錠する方法
賃貸物件の鍵を紛失した時に、鍵を開けて家に入る方法があります。
中には無料で鍵を開けられる方法もあるので、当てはまるものがあれば試してみてください。
管理会社などからスペアキーを借りる
管理会社や大家がスペアキーを持っていることがあるので、それを使って家の中に入る方法です。管理会社へ向かうのか、現地に来てくれるのかは物件によって異なります。
基本的にお金はかかりませんが、物件によっては費用を請求されることもあるので、準備しておきましょう。
提携業者に鍵を開けてもらう
管理会社などが提携している業者を使って鍵を開ける方法です。スペアキーを渡すことができない場合に使われます。
提携業者によっては提携特別料金で対応してくれるので、自分で業者を手配するよりも安く済むかもしれません。
ただし、対応するのが同じ業者であったとしても、管理会社経由でなければ特別料金にならないので注意しましょう。
管理会社ごとの対応についてはこちらを参考にしてください。
火災保険の付帯サービスを使う
火災保険の付帯サービスを利用して鍵を開けてもらう方法です。火災保険の契約内容によって、鍵紛失や水漏れに無料で対応してくれるサービスが付いています。
保険会社が提携している業者を利用して鍵を開けることになるので、必ず保険会社経由で依頼をしてください。
暮らしサポートサービスを使う
契約時に鍵紛失や水漏れなどをサポートしてくれるサービスに加入していれば、無料で鍵開けをしてくれます。
管理会社以外にも、ガス会社や暮らしのレスキューサービス会社でも同様のサービスを展開していることがあるので、加入していないか確認してみてください。
もし、何かしらのサービスに加入をしていればそれを利用して鍵を開けてもらいましょう。
自分で鍵屋を呼ぶ
自分で鍵屋を呼ぶのも鍵を開ける有効な手段の1つです。自分で鍵屋を手配することで、すぐに駆けつけられる業者を手配することができます。
また、自分で業者を選べるので、より素早くより安い鍵開けサービスを受けられるかもしれません。
鍵屋を選ぶ際は、営業時間や出張範囲などを確認してください。
アパートなど賃貸の解錠に必要なもの
様々な解錠方法を紹介してきましたが、どの方法でも身分証明書が必要となります。
入居者以外の人物が家に侵入するのを防ぐため、鍵屋や業者は身分を証明できない限り、鍵開け作業を行うことができません。
身分証明書ごとなくしてしまった場合は、あらかじめ業者に連絡をしておきましょう。警察立ち合いの元、解錠後に身分を証明するなどの方法で対応してくれるかもしれません。
アパートなど賃貸で家に入れた後の行動
賃貸物件で鍵を開けてもらい、家に入れた後に行うべき行動があります。
これを行わないと空き巣に入られる危険性があるので早めに行ってください。
スペアキーと補助鍵を使う
家に入った後は、一旦スペアキーを使ってそのまま鍵を使用してください。ただ、悪意のある第三者が鍵を拾って、侵入を試みる可能性があるので、補助鍵で侵入を防ぎましょう。
補助鍵は穴開け不要ですぐに外せるものを取り付けてください。取り付ける際も、一度貸主に事情を説明し、どのような補助鍵を取り付けるのか話しておきましょう。
スペアキーの作成には許可が必要
鍵を紛失して、鍵の本数が少なくなっているからと言って、勝手にスペアキーを作るNGです。貸主側も鍵を適切に管理して防犯に努めなくてはいけないので、借主に勝手なことを荒れると困ってしまいます。
後でスペアキーを勝手に作成したことがバレるとトラブルに発展するので、必ず許可をもらってから作成してください。
鍵交換を行う
補助鍵のみだと防犯性が低いので、鍵交換を行って防犯性を高める必要があります。交換する鍵は必ず貸主側指定のものにしてください。また、鍵交換を行う人も貸主側に従う必要があります。
いずれにせよ、鍵交換を行う旨を貸主側に伝えて、日時や費用などを決めてからにしましょう。
許可のない鍵交換はできない
物件の所有権は貸主側にあり、許可なく鍵を交換することはできません。
そのため、鍵開けのついでに鍵交換を業者に依頼することや、自分で鍵を購入して交換することはやらないでください。
もし、鍵交換を勝手にすると、元の鍵に戻さなくてはならず、無駄に費用がかかってしまいます。また、契約の更新をしてもらえない可能性もあるので注意してください。
アパートなど賃貸の鍵を紛失した時にかかる費用
賃貸物件の鍵を紛失した時に気になるのが費用ですよね。
いくらくらいかかるのか、だれが負担するのかなどを解説します。
基本は自己負担になる
鍵の紛失に関する費用は基本的に借主の負担となります。貸主に落ち度がないため、悪いのは借主と言う風に判断されるのです。
経年劣化による鍵の故障など、貸主側に責任がない限りは自己負担になるので、しっかりと費用を払いましょう。
鍵開けにかかる費用
玄関の鍵の開錠にかかる費用は、一般的な鍵で15,000円~20,000円とされています。比較的難しい鍵だと30,000円~、特殊な鍵や防犯機能が付いているとさらに高くなる可能性があります。
鍵の種類や防犯性によって費用は異なりますので、詳しくは現地で見積もりをしてもらいましょう。
管理会社経由だと、15,000円~20,000円で鍵を開けてもらえたという話もあります。
火災保険の付帯サービスを使えば、無料で鍵を開けることができるかもしれません。3詳しくはこちらを参考にしてください。
鍵交換にかかる費用
鍵交換も鍵の種類によって費用が異なります。ロータリーディスクシリンダーの場合は15,000円~20,000円です。ディンプルキーになると、20,000~35,000円とされています。
製品によってはこれ以上高くなることもありますので、貸主や業者に費用を聞いておきましょう。
今後アパートなど賃貸の鍵をなくさないための対策
鍵をなくすと心配事が増えたり、費用がかかったりして何かと厄介ですよね。
今後鍵を紛失しないためにも、しっかりと対策を講じることが大切です。
鍵をしまう場所を決めておく
普段から鍵をしまう場所を決めておくと鍵を落としにくくなります。カバンの深いところで、他の物と一緒にならない場所にしまっておくのがおすすめです。
他にも、キーホルダーや紐を使ってカバンに括り付けておくなどの対策をすると鍵を落としにくくなります。
スマートタグを取り付ける
鍵を落とした後に、鍵の位置情報を把握すれば鍵を拾うことが可能です。
最近ではスマートタグと呼ばれるGPS機能の付いたキーホルダーが販売されています。スマートタグとアプリを使えば、鍵がどこにあるのか把握できるので、鍵をなくしても安心です。
忘れ物や落とし物が多い方におすすめします。
アパートなど賃貸の鍵開けも鍵のレスキューまで
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