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玄関に鍵を後付けしよう
ワンドアツーロックは鍵業界、防犯においては当たり前の世界ですが、まだまだワンロックの建物も多くあります。
このコラムでは、玄関に鍵を後付けすることで利便性や防犯性の上げ方、かかる費用や取り付け方などをご紹介します!
玄関に鍵を後付けする理由
玄関に鍵を後付けするのにはいくつか理由があります。主に、
防犯性の向上・利便性の向上・徘徊防止
の3点です。
1つずつ解説していきます。
防犯性の強化
ワンロックからツーロックになることで、防犯性が格段にあがります。
最近の鍵はディンプルキータイプやU9キーなどピッキングや不正開錠に強いものが数多く発売されています。
鍵が一つしかついていない方は防犯性の向上のために後付けを考えましょう。
利便性の向上
スマートロックに限った話ではありますが、利便性が向上します。
近づくだけで開錠するハンズフリー機能を搭載しているスマートロックもあるので非常に便利です。
徘徊防止
自宅で介護を始めた方・一人で幼児が歩けるようになった方はこのような目的でも鍵を設置することがあるかもしれません。
そのようなときは、普通の高さでは簡単に開けられてしまうので、玄関の上に補助鍵を設置することで家から出さないための鍵になります。
玄関に鍵を後付けするときに気を付けること
玄関に鍵を取り付けるうえで、注意しなくてはならないことを紹介します。
玄関が使えなくなる可能性もありますので気を付けましょう。
賃貸は必ず許可を得る
賃貸で部屋を借りている方は、まずは大家・管理者に許可を取ってください。
玄関も、借りている部屋の一部分です。
いきなり改造や、取り付けを行うとトラブルにつながるので避けましょう。
自分で鍵を取り付けるとメーカー保証を受けられない可能性がある
自分で玄関に穴をあけて鍵を取り付けた場合玄関のメーカーからサポートを受けられなくなる可能性があります。
自分で穴をあけて取り付ける場合は注意しなくてはいけません。
玄関に後付けできる鍵の種類
玄関に後付けできる鍵の種類についてご紹介します。
通常の開き扉とは異なり、古い平屋などに多い引き戸に関しては特殊な鍵を設置しなくてはならないので、注意が必要です。
玄関に穴開け工事が必要な鍵
まずは、玄関に穴をあけるなどの工事が必要な鍵についてご紹介します。
穴をあけるときは、怪我をしないように十分に注意してください。
本締錠を増やす
最もオーソドックスな鍵の増やし方です。
ディンプルキータイプやU9シリンダーなど、玄関の扉に元々ついている鍵穴の上もしくは下へ新たに穴をあけて防犯性の高い鍵を後付けすることができます。
また、側面にも穴を掘らなければならないため金属製の扉だと非常に困難です
オートロック
最後に紹介するのは電気工事を施して、オートロックシステムを作るものです。
電池交換の必要がないため電池切れの心配もなく万が一停電したとしても手動で開錠ができるので非常に便利です。
一軒家や高級マンションなどで主に使用されることが多いです。
玄関に穴開け工事不要で後付けできる鍵
賃貸におすすめなのがこちらの鍵の設置方法です。
大家・管理人からの許可が下りれば、玄関を傷つけることなく鍵を増やすことができます。
鎌錠・鎌鍵
トイレなどで使用されていることを見かけた方もいるのではないでしょうか?
それをより強固にしたものが玄関で使われる鎌鍵です。
鎌鍵の最大のメリットは、引き戸で使用できること。
引き戸の家に住んでいて、ワンロックの方はこちらの鎌錠・鎌鍵を使用すると良いでしょう。
鎌鍵についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
ドアノブガード
ドアノブ式・握り玉式の玄関の防犯性を強化したいのであればこちらをお使いください。
ドアノブを覆うカバーに南京錠がついたような仕組みの商品です。
欠点として、外にドアカバーを設置しても破壊される可能性を忘れてはいけません
オートロック・スマートロック
工事不要でこちらの鍵を選ぶことも出来ます。
電池式なので、電池交換の手間はありますが1年に1回程度なのでそこまで気にする必要はありません。
また、解除の方法もテンキーロック・カードロックの鍵などもあり、多種多様です。
引き戸の玄関には普通の玄関と同じ鍵は使えない
平屋などで使われる引き戸では、上記で紹介した鍵を使うことは困難です。
特にスマートロックは大変難しく、サムターンが存在していないことの多い引き戸では閉まらないのです。
ですが、引き戸専用の鍵を増やすことは可能です。その方法はこちらでご紹介します。
玄関の鍵の後付けは誰に頼む?
玄関の鍵を後付けするには大きく分けて2つの方法があります
1つは自分で後付けをすること、もう1つは鍵屋さんにお願いすることです。
自分で鍵の後付けを行う場合
DIYの知見がある場合はこちらのほうが安上がりになるかもしれません。
万が一、新しい鍵を設置するための穴のサイズを間違えてしまった場合そこから、サムターン回しの被害に遭う可能性があります。
他にも、外観が不格好に見えるので空き巣の侵入できそうなリストにいれられることも考慮しなくてはいけませんし、扉が金属製であるのなら穴を新しく開けるのは至難の業です。
また、穴をあけて新たに設置するときはメーカー保証が受けられなくなる可能性があることを忘れないでください。
鍵の後付けを鍵屋さんに依頼する場合
鍵の後付けを鍵屋さんにお願いするときは電話からすぐにお願いできるでしょう。
鍵屋さんにお願いするメリットは、電話一本で全てやってもらえることにあります。
自分でDIYするよりは高くついてしまいますが、それに勝る便利さがあります。
デメリットは質の悪い業者にあたると鍵がガタガタすることや、高額な料金を取られる可能性があることです。
当社は全国統一の料金表を使用していますのでご安心ください。
まずは一度お電話からお待ちしています。
住んでいる場所ごとにおすすめの玄関の鍵
最後に住んでいる場所ごとのおすすめの鍵を紹介します。
賃貸か一軒家かで取り付けできる鍵の種類が変わってくるので慎重に選びましょう。
賃貸におすすめの後付けできる鍵
賃貸におすすめの後付けできる鍵についてご紹介いたします。
賃貸は一軒家と比べて制約が多いですが、様々な商品が展開されています。
自分の生活に適した商品を選択しましょう。
補助鍵(防犯性の向上)
シンプルでありながら強力なのが補助鍵です。
一言に補助鍵といっても内側から閉めるのか外側から閉めるのかで役割が異なるので自分に適した商品をお選びください。
徘徊防止が目的の鍵なら内側に鍵が
防犯性の向上であれば外側に鍵がきます。
工事のいらない商品が多数販売されており、いつでも取り外し、付け直しが可能なので賃貸ではこれらの補助鍵がとても重宝します。
この後紹介する電子錠と異なり、粘着テープも使用しないのでテープの跡を気にする方にはこちらのタイプがオススメです。
また、ワンロックの物件も多数存在しているので、補助鍵によってツーロックになります。
ちなみにですがドアバーやドアチェーンは、鍵としての役割は全くないのでご注意ください。
オートロック・スマートロック(利便性の向上)
スマホで鍵を解除できるタイプのオートロックがオススメです。
スマホが鍵になるタイプの商品が数多く出回っており、安価ながらにオートロックで鍵の施錠解錠ができるため大変便利です。
現代でスマホを持ち歩かないことはなかなかないですからね、ゴミ捨てのときなどにうっかり閉め出しに遭わないように気を付けてください。
一軒家におすすめの後付けできる鍵
もし、一軒家で鍵が1つしかついていない場合は、狙ってくれと言っているようなものですので早急に鍵を増やすことをオススメします。
ディンプルキーの鍵を増やす(防犯性の向上)
1つしか鍵がついていない場合は、補助鍵でディンプルキーの鍵を増やしましょう。
ディンプルキーはピッキングにも強く、合鍵の複製も難しいので防犯性が向上します。
また、一軒家でしたら扉に穴をあけて新しく鍵を増やすのが非常に効果的です。
補助鍵は強い力を加えると、壊されてしまう可能性もあるので新しく鍵を設置することをオススメします。
電気工事のオートロックを導入(利便性の向上)
今から家を建てる、もしくはリフォームを検討しているのであれば電気工事が必要なオートロックがオススメです。
電池交換の手間がなくなることや、防犯面が半永久的に保たれるので安心して家でリラックスできます。