- ホーム
- 中山貴之の防犯コラム
- ふすまに鍵を後付けする方法
ふすまに鍵を後付けする方法
ふすまに鍵を取り付ける、というと少し想像が難しいかもしれません。
ですが、家の和室を小さい子供向けの部屋にしている方や、ペット飼っている方から、勝手に子供・ペットが出ていかないようにしたいので取り付けたいというお問い合わせを頂きます。
今回は鍵のないふすまに鍵を取り付ける方法をご紹介します。
ふすまの鍵をどっちに取り付ける?
ふすまに限らず、新しく鍵を取り付けるとなると「穴を開けなくてはならない?」というような疑問が必ず浮かぶと思います。
たしかに穴をあけて鍵をかけるものもありますが、穴をあけなくても取り付けられる鍵もあります。
内側からだけ鍵をかけるタイプと、外側からも鍵をかけられるタイプ、双方のメリットデメリットを見ていきます。
ふすまの内側からだけ鍵をかける
まずは、鍵穴をあける作業の必要があまりない内側に鍵をかける場合についてです。
内側から鍵をかける場合は、その人が中にいるときだけ鍵をかけたいとき、例えばプラーバシー空間がないふすまの部屋ですごしている方などが対象になることが多いです。
作業は比較的簡単に済む場合がほとんどですが、その分耐久性や、確実な防犯性は望めません。
ふすまの外側からも鍵をかける
外側からも鍵をかけたいという方もいると思います。
例えば、外出中にペットに他の部屋を荒らされたくない方や外出中に部屋に誰も入れたくない方など…
そういった場合は、ドリルで穴をあけるなどの大掛かりな作業が必要になることもあります。
作業に手間はかかりますがその分、高い防犯性と耐久性を得ることができます。
ドリルで穴をあけて鍵を取り付ける方法はこちらのコラムで紹介しています。
穴開け不要でふすまに後付けできる鍵の種類
まずはふすまに穴を開けずに鍵をかけることのできる、鍵の種類を紹介します。
簡単ですが、力任せで外からこじ開けられることもあるので防犯機能としては低いです。
窓の補助鍵
一番簡単な鍵の設置です。
従来の用途である窓につけるときは防犯の補助として役立つアイテムですが、これをふすまに設置すると簡易的な鍵になります。
ワンタッチ式サッシロック
窓の補助鍵と比べ、設置の難易度は少し高くなりますがこちらもお勧めです。
100円ショップでも購入することができるので、手に入れやすいです。
鍵の代用になるもの
鍵ではありませんが、単純にふすまを開けさせないということだけでしたら以下のような方法も有用です。
消しゴム
消しゴムを削ってふすまの溝の上部にネジ込むことで扉が動かなくなります。
強い力には弱いので、ある程度の力がついてきたらあまり意味はありません。
突っ張り棒
ふすまと壁に対して突っ張り棒を立てるだけです。
子供や猫の手が届かないようなところに設置するのがコツです。
内側から鍵をかける場合は、その人が中にいるときだけ鍵をかけたいとき、例えばプラーバシー空間がないふすまの部屋ですごしている方などが対象になることが多いです。
穴を開けてふすまに取り付ける鍵の種類
続いてご紹介するのは鍵穴をあける、などふすまに何か変形を加える必要があります。
難易度が少し上がるので難しいと感じたら鍵のレスキューにお電話ください。
鎌鍵
そのままの意味ですが、写真のように鍵を回すと鎌のような形をした鍵の形のためこう呼ばれます。
扉本体と、この鎌をひっかけるための場所の二か所に穴を開けます。
掛け鍵と南京錠
続いてご紹介するふすまで使える鍵はかけ鍵と南京錠です。
かけ鍵というとイメージしにくいですが写真を見たらわかるように倉庫や、小さい木箱などに使われていることのある鍵です。 こちらに南京錠をかけることで頑丈な鍵となります。
ふすまに鍵を後付けする方法
最後に鍵を後付けする方法を写真付きでご紹介します。
取り付ける際は身の回りに十分気を付けて作業してください。
窓の補助鍵
まずは、すぐに作業できる窓の補助鍵の取り付け方からご紹介します。
1補助鍵を準備する
100均や、ホームセンターに置いてあります。
2上と下どちらの溝に固定するか決める
基本取り付けるのは上になることが多いです。
下は溝が浅く取り付けても不安定です。。
3溝の幅に合わせる
補助鍵を一度ゆるめてから溝に合うように回します。
4しっかりと固定する
ふすまが動かなければ成功です。動くようでしたらもう少し強く回しましょう。
鎌鍵
ふすま周りに変形を加えることになるので賃貸住宅にお住まいの方は
必ず契約内容を確認し、大家さんとの相談のうえで作業をしてください。
今回はこの白い板をふすまに見立てて説明します。
こちらが完成のイメージになります。それでは作業を開始します。
1鎌鍵の取り付ける位置を決める
鎌鍵の取り付ける位置を決めます。取っ手の少し上あたりに取り付けるのがおすすめです。
2鎌鍵を取り付ける位置に穴を開けます
ドリルを使って穴を開けます。ドリルご使用の際は周りに気を付けてください。
下に新聞紙などを引くと木のくずをまとめて捨てれます。
3ストライク(受座)を仮止めする
次にストライク(鍵が入るところ)を仮止めします。
いきなり位置を決めてネジで固定するともしずれていた時に作業が増えるので、マスキングテープなどで一度固定しましょう。
今回使用する鍵はストライクに穴をあけるものはないため、ネジ穴の位置だけはっきりしていれば問題ありません。
4ストライクのネジを締める
位置が決まったらネジを締めます。キリなどで一度穴を軽く掘ってからだと、簡単に締まりやすいです。
5鎌鍵本体のネジを締める
鍵本体のネジも締めていきます。この時ズレないように印などをつけておくときれいに設置できます。
6鎌鍵取り付け完了
これで鎌鍵の取り付けが完了です。鍵の開閉に違和感がないのを確認しましょう。
ふすまの鍵の取り付けは鍵のレスキューまで
いかがでしたでしょうか? 引き戸の鍵の取り付けはDIYの中では難易度がやや高いです。
様々な方法をご紹介しましたが一番安全かつ簡単なのは我々鍵のレスキューを呼ぶことです迅速に鍵を取り付けさせていただきます。
24時間年中無休でお伺いしますので、お電話にてご依頼ください。