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- ロッカーの鍵を自分で交換する方法と注意すべきこと
ロッカーの鍵交換はどんな場所で起きる?
ロッカーの鍵を交換するときというのは、
「会社やアルバイト先の共同ロッカーの鍵が壊れてしまった」
「オフィスのレイアウトを変更するとき、オフィスを移転するときに鍵を無くしてしまった。」
このような場面でよく発生します。このコラムでは自分で出来る交換方法やメーカー別の対応方法をご紹介します。
ロッカーの鍵を紛失したときにやること
ロッカーやキャビネット、机の鍵などを紛失すると焦ってしまいますよね。
特に公共物であるロッカーの鍵を紛失したときは「いくらとられるんだろう?」「見つからなかったらどうしよう」と様々な不安が頭をよぎると思います。そういうときこそ、落ち着いて一つ一つ確認していきましょう。
このコラムではなくしてしまったときの場所ごとの対処方法、合鍵作製の依頼方法をご紹介します。
公共物の場合
まずは慌てずにもう一度カバンの中やポケットを探してみましょう。
ポケットの中やお財布の中など「いつもの自分なら入れないのに」と思いがけないところに入っていたりします。
それでも見つからないときは、預けていたロッカーに管理者の電話番号が書いてあるのでそちらに連絡をしてください。
会社の場合
会社のお問い合わせで多いのが書類を入れておくためのワゴンやキャビネットの鍵の紛失です。
失くされた方はすぐに上司に報告しましょう、いきなりクビになるようなことはないので大丈夫です。
それよりも、ごまかして後回しにしておく方が責任は重くのしかかります。合鍵を上司が持っていればそれで済む話です。
学校の場合
学校であれば先生にきちんとその旨を伝えましょう。状況報告するのも大人への一歩です。
また内筒交換錠ではない場合、マスターキーがあるロッカーも多く、そこまで厳重なロッカーではないので言えばだいたい開けてもらえます。
アルバイト先の場合
よくあるケースは、使いまわしのロッカーの鍵の紛失です。
この場合の鍵で多いタイプは内筒交換錠というタイプで、鍵をまるごと取り換えるられる特徴があります。
マスターキーを店長やバイトリーダーのような人たちが管理していることが多いので、その人たちに聞いてみましょう。
交換の方法はこのあとご紹介します。
ロッカーの鍵交換の費用はどれくらい?
ロッカーの鍵交換費用は鍵の種類によって異なります。
例えば、「ロッカーの鍵だけ交換すれば良いもの」「ロッカーそのものを交換しなければならないもの」など、さまざまなタイプのロッカーがあるからです。
ロッカーの鍵だけ交換すればいいものであれば、通販サイトで700円から交換できるものもありますし、ロッカーを丸ごと交換するのであれば5万円前後になるものもあります。
また、それを鍵業者に依頼するのかそれとも自分でやるかによってもお値段は変わりますので、もし見積もりが知りたいときはお電話ください。
修理という手段もある
まだ年数が経過していないのであれば修理という手段もございます。こちらのコラムではご自身で修理できる方法も掲載しているのでよければご参照ください。
合鍵だけでも作ってもらえる?
「まだロッカーは使えるのに鍵を失くしてしまった」
「鍵の管理者が増えたからスペアキーがもう一本欲しい」
というときに合鍵だけを作ってもらえるかどうかという問い合わせもよくいただきます。
メーカーによって合鍵(スペアキー)の申請方法は異なりますが、原則として
- ①鍵の商品の品番、ロット番号を調べる
②それらをメモしてメーカーに連絡
③1~2週間ほどで到着
という流れがどこのメーカーでも見受けられます。
つまり、ロッカーの鍵の番号やロット番号さえはっきりしていれば合鍵だけでも作製してもらうことは可能です。
急ぎでなく、もう一本純正の鍵が欲しいときはこちらの方がいいかもしれません。
深夜や緊急を要する場合であれば24時間年中無休の弊社にお任せください。日本全国どこへでも駆けつけます。
メーカー、会社ごとの対応方法はこのコラムの最後で詳しく解説していますのでそちらを参考にしてください。
ロッカー鍵交換を自分で行う方法
実際に自分で鍵を交換する方法をご紹介します。
今回は一般的な内筒交換錠タイプのロッカーを使って鍵の交換を行っていきたいと思います。
なお、この作業は手順などを間違えずに行ってください。些細な失敗から業者を呼ばなくてはいけなくなってしまうこともありますのでご注意ください。
用意する道具
用意する道具は、プラスドライバーと交換する新しい鍵です。
1ロッカーの扉を開ける
まずロッカーの扉を開けて鍵の位置と留め具(ネジ)の位置を確認します。
2カバーを外す
鍵の位置を確認すると、カバーがついていたのでカバーを取り外します。
無理矢理外すと、カバーが壊れてしまうので丁寧に外します。
3ドライバーで留め具を外す
位置が確認出来たらドライバーで固定されているネジをはずします。
商品によってはネジが付属していないものもありますので無くさないように注意してください。
ペットボトルのキャップに入れておくと見つけやすくなります。
4扉から古い鍵を外す
ネジが外れたら古い鍵を扉から取り外します。
5新しい鍵を取り付ける
上下左右、表裏の向きを間違わないように新しい鍵をはめ込みます。
6ドライバーで留める
鍵がグラグラしないように、ネジをしっかり回し固定します。
ただし回しすぎると破損につながるので、注意してください。
7交換完了
ただしく固定されました、これで交換完了です。
8合鍵があれば保管する
もし、新しい鍵に合鍵が付属していたら、なくさないようにしっかりと保管しましょう。
また、もし留め具がドライバーではなく六角レンチなど特殊な工具だった場合は一緒にわかりやすく保管しておくと良いでしょう
メーカーごとのロッカーの対処方法
ここからはメーカーごとの対処方法をご紹介します。自分の交換したいメーカーをご参照ください。
メーカー名が汚れや、削れてしまって見えない場合は、日本オフィス家具協会(JOIFA)の番号も載せています。
その番号と照らし合わせ、使っている家具のメーカーの判別にお役立てください。
イトーキのロッカー(JOIFA602)

合鍵、スペアキーを作製する場合
支払方法は現金代引きです。
スペアキーご注文フォームのページがあるのでそこからすべて入力して発注する形になります。
電話での発注は受け付けていません。納品期間の目安は3日から7日ほどだそうです。
鍵の部品を注文する場合
イトーキのロッカーは部品単体の注文というのは受け付けていないようですが、出張修理サービスと合わせると直してもらえるケースもあるようです。
オカムラのロッカー(JOIFA308)

合鍵、スペアキーを作製する場合
支払方法は現金代引きになります。
合鍵作製依頼用フォームがあるのでそこから入力して送信する形です。
平日は午後二時までの受付、土日祝日の受付は翌営業日扱いです。納品目安は受付後2~4日になります。
鍵の部品を注文する場合
オカムラは豊富な在庫がありそうです。
決済には代金引換、コンビニ払い、銀行ATM、カード決済など様々な支払方法があります。
個人での注文も可能です。
コクヨのロッカー(JOIFA606)

合鍵、スペアキーを作製する場合
支払方法は現金代引きになります。
合鍵見積入力フォームがあるので、ネット上で記入して送信する形。
納期の目安は1週間前後だそうです。
鍵の部品を注文する場合
部品に関してはそれほど多くはありませんが、一部あるようです。
物によっては個人での修理が難しいため、有料の作業員を派遣して取り付けるサービスの商品もあるようです。
ナイキのロッカー(JOIFA616)

合鍵、スペアキーを作製する場合
支払方法は現金代引きです。
ご注文フォームにある原稿用紙を印刷しFAXで依頼するか、QRコードを読み取りデータを送信する形になります。
鍵の部品を注文する場合
ものによっては注文できるものもあるようです。
製品を紹介しているページがあるわけではなかったので、問い合わせてみないとわかりません。
メールフォームはないのでお電話のみでの問い合わせになります。
plusのロッカー(JOIFA331)

合鍵、スペアキーを作製する場合
支払方法は現金代引き支払のみ、注文方法はFAXだけとなっております。
合鍵作製の料金は1本1000円からとなっており、これに送料500円と代引き300円が加わったお値段となります。
鍵の部品を注文する場合
製造時期や機種によって使用部品が異なるため、商品によっては生産終了品もあるとのこと。
問い合わせをするときは
- ①品番・製造番号
②製品全体の画像
③部品の画像
これらを添付してメールで送れば良いそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ロッカーの鍵の紛失はよくあるトラブルの一つです。どんなに急いでいても入れるところを決めておくといいかもしれませんね。
また鍵の動きが悪いときは早めの修理交換を心がけて、少しでも動きが怪しければ気に掛けるようにしましょう。