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トイレに閉じ込められた時に鍵やドアを開ける方法
急にトイレの鍵やドアが開かなくなってしまうトラブルは多々発生します。
特に、一人暮らしだと誰にも助けてもらえないのではないかと思ってしまいますよね。
閉じ込めは大変危険で、最悪の場合、命にかかわることも。
そんなトラブルを解決すべく、トイレに閉じ込められた時に鍵屋ドアを開ける方法をご紹介します。トイレ内にあるアイテムで開けられるので、試してみてください。
また、トイレの外から鍵を開ける方法もご紹介します。もし、誰かが閉じ込められてしまった時に役立ててください。
トイレの内側から閉じ込められた時の鍵やドアの開け方
一人暮らしで一番怖いのがトイレ内に閉じ込められた時ではないでしょうか。そんな時にドアを開けてトイレから脱出する方法をご紹介します。
この方法を使ってトイレから脱出して、トイレのドアを修理してください。
トイレットペーパーの芯を使ってドアを開ける
オーソドックスな開け方として、トイレットペーパーの芯を使います。手順は次の通りです。
1トイレットペーパーの芯を長方形にする
まずはトイレットペーパーの芯を手で破って、円筒形から長方形に変えます。
2トイレットペーパーの芯をドアの隙間に挟む
ドアの隙間にトイレットペーパーの芯をさし込みます。ドアを下げた時に動くラッチボルトめがけて差し込んでください。
この時、トイレの鍵は開けておきましょう。
3ラッチボルトを押す
ラッチボルトの斜めになっている部分をトイレットペーパーの芯で押してください。うまくいくとラッチボルトが引っ込んで、ドアが開きます。
ヘアピンを使ってドアを開ける
トイレットペーパーの芯が無いタイプもあるので、その場合は違うアイテムを使ってドアを開けます。
ヘアピンが手元にあればトイレのドアを開けられるかもしれません。
1ヘアピンを伸ばす
ヘアピンを伸ばして、ラッチボルトに届くようにします。
2ヘアピンを差し込んでラッチボルトを押す
伸ばしたヘアピンをドアの隙間に入れて、ラッチボルトを押し込みます。難しい場合は、ラッチボルトに当たる面積を大きくしてみましょう。
ハンガーを使ってドアを開ける
ヘアピンが無い場合は、タオルなどをかけているハンガーを代用してください。
1ハンガーを伸ばす
ドアの隙間に入れやすいようにハンガーを伸ばします。そのままでも届く場合は伸ばさなくても大丈夫です。
2ハンガーでラッチボルトを押す
ハンガーをドアの隙間に入れて、ラッチボルトを押し込みます。難しい場合は、ハンガーを伸ばしてみると良いでしょう。
カードを使ってドアを開ける
ハンガーもない場合は、何かのポイントカードなどを使ってドアを開けましょう。原理はトイレットペーパーの時と同じです。
1カードをドアに入れてラッチボルトを押す
カードドアの隙間に入れます。そのままラッチボルトを押し込んでください。うまくいけばトイレのドアが開きます。
助けを呼ぶ
トイレから誰かへ連絡が取れるなら、助けを呼んでもらいましょう。
家族やご近所の方に手伝ってもらったり、レスキュー隊を呼んだりして、救出してもらうのが良いです。
窓から助けを呼んだり、電話で助けを求めたりしてください。
ドアを破壊する
最悪の場合はドアを破壊して脱出しましょう。ドアの修理費はかかりますが、命には代えられません。
素手で壊せるなら良いのですが、そこまでドアも壊れやすい設計にはなっていないでしょう。
トイレ内で使えるのは、トイレタンクの蓋です。
丈夫に作られている上に重さもあるので、壊す道具としては使えると思います。重すぎる場合は、手洗い蛇口などを使っても良いでしょう。
ただ、陶器なので、取り扱いには十分注意してください。
トイレの外側から鍵やドアを開ける方法
何かの拍子で内側から鍵がかかってしまったり、誰かが閉じ込められてしまったりした時にトイレの鍵やドアを開ける方法です。
症状が軽ければ比較的簡単に開けることができますので、挑戦してみてください。
コインを使って鍵を開ける
トイレでよく使われるのが表示錠という種類の鍵です。表示錠は鍵がかかっているかどうかを外側に示してくれます。
表示錠の多くには非常解錠機能が搭載されており、外側からの解錠が可能です。
多くの表示錠は、コインなどを使って開けることができます。
1コインやマイナスドライバーなどを用意する
表示錠をよく見ると、マイナスの形をした溝があります。この溝にコインやマイナスドライバーを入れてください。道具が用意できない場合は、手や爪を代用しても大丈夫です。
2非常解錠装置を回す
コインなどを溝に入れたら、そのまま回してください。そうすることで、外側からでも鍵を開けることができます。これでトイレのドアが開くはずです。
溝が無い場合は
表示錠によっては、マイナスの溝がないものもあります。
その場合は、表示部分をボールペンなどで押し込んだり、押し込んだままスライドさせたりすることで、鍵を開けることができます。
道具を使ってラッチボルトを押す
鍵ではなく、ラッチボルトが原因である場合は道具を使ってラッチボルトを引っ込める必要があります。
今回は比較的開けやすいハンガーを使って説明しますが、ヘアピンなどでも代用可能です。
1ハンガーをドアの隙間に入れる
ハンガーのフックになっている部分をドアの隙間にさし込みます。この時、ラッチボルトの上側にさし込むようにしてください。
2ハンガーを引いてラッチボルトを引っ込める
ハンガーをラッチボルトに引っかけて、そのまま手前に引いてください。うまくいくと、ラッチボルトが引っ込んで、ドアが開きます。
サムターンを回す
外側から鍵を開けることができない場合は、内側のサムターンをどうにかして回しましょう。
ハンガーなどをドアの隙間に入れ、サムターンに引っかけて回す方法があります。
しかし、この方法はサムターンの位置とハンガーの強度、引っかける技術などが必要になるので、とても難しいです。
表示部分を動かす
トイレの鍵がスライド式で、表示部分がある時に使える開け方です。
表示部分と鍵が一体になっているものが多いため、表示部分を動かすことができれば鍵も動かすことができます。
表示部分にキリなどの細いものを入れ、少しずつ鍵をスライドさせていくというやり方です。器用さと時間が求められます。
鍵を破壊する
どうしてもドアを開くことができない場合は、サンダーなどでデッドボルトやラッチボルトを破壊しましょう。そうすることで、確実にドアを開けることができます。
鍵穴がある場合は、ドリルで鍵穴を破壊して解錠する方法を使うのも良いです。
鍵を破壊した後は、鍵の交換が必要になるので、費用はかかりますがドアを丸々交換するよりも安く済みます。
破壊解錠についてはこちらを参考にしてください。
ドアを壊す
鍵ではなく、ドアそのものを破壊する方法です。命の危険がすぐ迫っている場合に行いましょう。
ハンマーなどを用いてドアを破壊し、人が出られるくらいの穴を開ければ脱出できます。壊す際は人に危害を与えないように気を付けて行ってください。
サムターンを回して解決できる場合は、サムターンの近くに手が入るくらいの穴を開ければ、サムターンを回すことができます。ドアをすべて壊す必要はありません。
鍵屋さんを呼ぶ
ドアや鍵の破壊が難しい場合は、鍵屋さんに依頼をしましょう。鍵穴から鍵を開けてもらうこともできますし、鍵の破壊解錠も行ってくれます。
壊れた鍵やドアノブの交換もその場で行うことができますし、修理も行ってくれるので、一括で作業してもらいたい方におすすめです。
レスキュー隊を呼ぶ
命の危険にさらされている場合は、レスキュー隊を呼んですぐにでも助けてもらいましょう。
真夏にエアコンもない状態で、子どもや高齢者がトイレに閉じ込められてしまった時などが該当します。
なお、自分で解決できた場合はすぐにその旨を伝えてください。
トイレの鍵やドアが開かなくなる原因は
トイレに閉じ込められてしまうトラブルはなぜ発生してしまうのでしょうか。
原因を突き止めることで、発生しないように対策を取ることができますので、覚えておきましょう。
ラッチボルトや鍵の経年劣化
長年鍵やドアを使用していると、経年劣化を起こしてしまいます。
特に、お風呂などの水気が多いところだと錆などが発生しやすいため、劣化の速度が速いです。
鍵の寿命は10年から15年と言われるので、ある程度の年月が経ったら、交換などに備えておきましょう。
ドアノブの故障
鍵やラッチボルト同様、ドアノブも経年劣化や故障を起こしやすいです。
ドアノブを動かしてもラッチボルトが動かなくなり、トイレに閉じ込められてしまいます。
長年同じドアノブを使ってきた場合は、交換も視野に入れておきましょう。
建付けが悪くなる
ドアの建付けが悪くなるのも、ドアが開かなくなる原因の1つです。
築年数が長くなるほど、建付けが悪くなりやすいため注意してください。また、地震などの災害直後は建付けが悪くなりやすいため、ドアや鍵が開かなくなる可能性が高いです。
ドアの前に物が置かれる
鍵やドアノブが由来する原因ではありませんが、ドアの前に荷物があると開かなくなります。重たくて大きいものであるほど開けるのが困難になり、閉じ込められてしまうのです。
積んでいた荷物が地震などで倒れると発生しやすいため、注意しましょう。
トイレに閉じ込められないための予防方法
トイレに閉じ込められてしまう原因は分かりましたでしょうか。
この原因を踏まえて、トイレに閉じ込められないための予防方法をご紹介しますので、皆さんもぜひ実践してください。
ドアノブをこまめにメンテナンスする
ドアノブが動かなくなる前に、こまめにメンテナンスをしておきましょう。
少しでもドアノブが下がってきたら、ネジを締め直してください。また、動きが悪ければ、ドアノブを拭いて、潤滑剤を付けてあげましょう。
そうすることで、ドアノブの寿命を長くすることができます。なお、潤滑剤は鍵穴に使えるようなものにしてください。
ドアノブの修理方法はこちらをご覧ください。
ドアノブやラッチボルトを交換する
そろそろドアノブの寿命だと思ったら、思い切って交換しましょう。今使っているドアノブと同じ商品を購入すれば、簡単に交換することができます。
ドアノブではなく、ラッチボルトを交換されたい方は、ラッチボルトのみも販売されているので、そちらを購入しましょう。
ドアノブの交換方法はこちらを参考にしてください。
ドアの建付けを直す
ドアの建付けが原因の場合は、建付けを修理しましょう。蝶番が緩んでいる場合は締め直してください。
それでも直らない場合は、リフォーム業者や工務店、鍵屋さんなどの業者を利用すると良いでしょう。
ドアの前に物を置かない
トイレの中で地震に遭遇した時に閉じ込められないように、ドアの前に荷物を置かないようにしましょう。
上の方に収納がある場合は、落下する危険性も考えた上で物をしまってください。
トイレに携帯電話を持ち込む
閉じ込められた時のことを考えて、トイレにスマホや携帯電話を持ち込むのも有効な予防方法です。外部との連絡が遮断されると助けようがありませんので。
ただ、トイレには大腸菌などの雑菌がいるため、トイレ内でスマホなどをいじるのは衛生上あまりよくありません。
なので、スマホや携帯電話はポケットに入れておいて、手をしっかりと洗ってから使用してください。
トイレの鍵でお困りのことも鍵のレスキューにお任せください
トイレの鍵やドアノブの調子が悪い場合は鍵のレスキューにご相談ください。修理や交換を行って、閉じ込められるトラブルを未然に防ぎます。
閉じ込められた際も解決しに伺いますので、お電話にてご依頼ください。