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空き巣に入られた後の対処法を解説
空き巣に入られた後のことを想定している方は数少ないと思います。大半の方がどう対処すればいいのか悩んでしまいますよね。
今回は空き巣に入られた後の対処法について解説します。また、これ以上被害に遭わないための対策についても解説しますので、ぜひ実行してみてください。
空き巣に入られた後にすぐにやるべき行動
まず、空き巣に入られた後、すぐにやるべき行動について解説します。
もし、空き巣に入られてしまった場合は、この行動をとってください。
空き巣に入られたらまず警察に連絡する
空き巣に入られたら、まずは警察に連絡をしましょう。
この時、家の中に犯人がまだ残っている可能性があります。鉢合わせてしまうと、暴行を受けたり、命を奪われたりする可能性があるので、家の外に出てから警察に連絡をすると良いです。
警察が到着してから現場や被害の確認があるため、片付けなどはせず、そのままにしておいてください。
クレジットカードなどをすぐに停止する
簡単に使われて、大きな被害が出やすいため、クレジットカードやキャッシュカード、通帳はすぐに停止してください。
盗まれていなくても、カード番号やセキュリティコードを知られていると、不正利用されてしまいます。
クレジットカード会社や銀行に連絡をし、停止とカード番号の変更の旨を伝えましょう。
万が一不正利用されても補償されることがある
キャッシュカードや通帳が盗難により不正利用された場合、銀行から補償が下りることがあります。
だからと言って、銀行への連絡が遅くなると補償が受けられなくなるので、被害に遭った時点で連絡してください。
ただし、暗証番号が予測しやすかったり、番号が記載されている書類などがカードと一緒にあったりした場合は、減額や補償の対象外となりますので、管理はしっかりと行いましょう。
警察に被害届と盗難届を提出する
被害状況の確認やクレジットカード等の停止が終わったら、被害届と盗難届を提出します。両方とも警察の指示に従ってもらえば大丈夫です。
被害届を出すことで犯人逮捕につながりますし、盗難届はものが見つかった時に返ってきやすくなります。
保険会社や銀行の補償を受ける時に必要になるため、受理番号を控えておきましょう。
保険会社に連絡をする
空き巣被害による補償を受けるために、火災保険会社に連絡をします。保険会社に空き巣被害に遭ったことと、被害状況を伝え、どのようにすればよいのか聞いてください。
対応について聞いた後はその指示に従うことで、補償を受けられます。なお、補償内容については保険会社や契約内容によって異なりますので、ご注意ください。
賃貸住宅の場合は、貸主の火災保険で対応してくれることがあるので、先に管理会社などに連絡をしましょう。
どこまで補償してくれる?
玄関の鍵の破壊や窓ガラスの破損などは、建物が補償範囲になっていれば保険金が下ります。一般的に補償内容に含まれていることが多いです。
テレビやタンスなどが壊された時は、家財が補償範囲に含まれていないと保険金が下りません。現金やブランドバッグなども家財に含まれますが、契約内容によって補償が下りないことがあります。
また、現金は上限20万円、30万円を超える宝飾品などは補償の対象にならないこともあるので、保険会社に聞いてみましょう。
各所に連絡を行う
保険証や免許証、パスポートなどが盗難された場合、再発行が必要になります。それぞれ管轄する場所が異なるので、個別の対応が必要です。
すぐに使うものや、盗まれると被害が大きいものを優先的に対処してください。
家を片付ける
連絡が終わったら、空き巣によって荒らされた家を片付けます。片付けることによって普段の生活を取り戻すとともに、盗まれたものの再確認を行うことが可能です。
ガラスや木材の破片などがささると危険なので、安全に気を付けて作業を行ってください。
家を修理する
片付けと同時に家の修理も行います。窓ガラスの修理や鍵交換など、その日の内に終わるものは早めに修理した方が良いです。
放置していると別の犯罪に巻き込まれたり、心が落ち着かなかったりします。なるべく日常を早く取り戻して、安全を確保するためにもその日の内に修理を行いましょう。
安全が確保できない場合は別の場所に泊まる
その日の内に修理ができない場合や、身の危険を感じる場合は家以外の場所に泊まることをおすすめします。
窓や玄関の鍵が開けっぱなしになっていると、防犯的に危険な状態です。その状態だと簡単に侵入できてしまうので、安全を確保できているとは言えません。
修理が終わるまで、親戚の家やホテルなどに泊まって安全を確保しましょう。その時に、貴重品を忘れないように気を付けてください。
空き巣被害に遭わないための対策
空き巣に入られてしまったということは、空き巣対策が不十分だったということです。しかも、同じ家が複数回空き巣被害に遭うこともあります。
ここからは、二度と空き巣被害に遭わないために、空き巣対策をご紹介しますので、ぜひ行ってください。
鍵を交換する
鍵が壊される、ピッキングで開けられる、合鍵を使われたなどがあれば鍵を交換しましょう。鍵が壊されていないとしても、合鍵を盗まれたり、勝手に作られたりしている可能性があるので、交換した方が安全です。
交換する鍵も防犯性が高いものにしましょう。ピッキングが難しいのはもちろん、耐鍵穴壊し性能や耐バンピング性能などに優れた鍵がおすすめです。
鍵交換の際は鍵のレスキューまでお気軽にお電話下さい。
窓ガラスを強化する
窓ガラスが割られて侵入された場合、二度と窓ガラスが割られないようにする必要があります。そこで有効なのが防犯ガラスです。焼き破りや衝撃に強いため、簡単に窓ガラスを割ることはできません。
防犯ガラスへの交換が難しい場合は、防犯フィルムを貼ると良いです。防犯フィルムを貼ることで、既存のガラスを割れにくくすることができます。
窓ガラスの強化、防犯フィルムの貼り付けも当社までご相談ください。
窓に補助鍵を付ける
仮に鍵付近の窓ガラスが割られたとしても、窓が開かなければ侵入できません。簡単に窓を開けられないようにするためにも、補助鍵を追加しましょう。
サッシに固定するだけなので、穴を開けず、簡単に設置することができます。鍵機能の付いた補助鍵にすれば、外すことがほぼ不可能になるため、窓を開けられる確率をグッと下げることが可能です。
防犯カメラを取り付ける
空き巣への抑止力と逮捕の証拠のために防犯カメラを設置しましょう。空き巣にとって防犯カメラに映ることは大きなリスクです。防犯カメラがあることを認識させることで一定の抑止力になります。
また、空き巣の様子や犯人の顔が防犯カメラに記録されていれば、警察の捜査に役立ちますので、お金があるなら取り付けましょう。
最近では1万円程度で購入できる機器も増えていますので、とりあえず付けてみるのもありです。
鍵のレスキューでは防犯カメラの設置も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
その他にも防犯対策はありますので、こちらで確認してみてください。
空き巣被害にあったものは戻ってくるのか?
捜査の過程で空き巣によって盗られたものが見つかれば、持ち主の元へ戻ってきます。ただし、犯人がすでに使用していたり、外国へ渡り追跡不能になったりすると戻ってくることはほとんどありません。
盗まれた品である証明が難しいものや、探しても見つからないものを持ち主の元に戻すことは難しいためです。
損害賠償請求はできるのか
民事訴訟によって、犯人に対し損害賠償請求を行うことは可能です。これまで盗まれたものを返却する、もしくは価値に応じた金銭を支払う、修理費用などを請求します。
仮に勝訴しても犯人に返済能力が無ければ、お金が返ってくることはありません。詳しくは弁護士に相談しましょう。
盗難で損した分は税金控除の対象になる
盗難被害に遭った額から保険金を除いた分を雑損控除とすることができます。被害額が保険金よりも多かった場合や保険が下りない場合は、確定申告をして所得税を安くしてもらいましょう。
雑損控除にできるかどうかは個人の所得や要件によって異なりますので、確定申告の時期に税務署の職員に聞くと良いです。
空き巣被害に遭った時こそ冷静に対処して被害を少なくしよう
空き巣被害に遭ってしまうと、動揺や怒り、悲しむなどの感情を抱くと思います。しかし、そんな時こそ冷静に対処して、これ以上の被害を出さないようにすることが大切です。
そして、二度と空き巣被害に遭わないためにも、防犯対策を徹底して、犯人逮捕、空き巣の撲滅に努めましょう。