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- DIYでトイレのドアノブを交換!サイズの測り方や古いドアノブの場合
古いトイレのドアノブを交換しよう
トイレのドアノブが古くなり、使いにくくなっていませんか?放置しておくと、ドアが開かなくなり、閉じ込められてしまうかもしれません。
今回はトイレのドアノブ交換をDIYで行う方法について解説します。ドアノブの種類から選び方、交換方法まで詳しく解説していますので、ぜひ交換してみてください。
トイレのドアノブの種類
まずはトイレに付いているドアノブの種類から解説します。名称や特徴を知っておくことで、ドアノブを購入する時に役立ちます。
表示錠(レバーハンドル)
外側から鍵がかかっているかが分かるタイプのドアノブです。円筒錠やチューブラ錠、レバーハンドルなど、様々なドアノブで使用されています。
交換方法はそれぞれのドアノブの種類によって異なりますが、今回はレバーハンドルタイプの表示錠で交換方法を解説します。
レバーハンドルは比較的新しいドアに使用されていることが多いです。
円筒錠
握り玉タイプのドアノブで、内側と外側両方に鍵が付いています。鍵を閉めると、ラッチボルトが固定されてドアが開かなくなる仕組みです。
ドアノブの丸座の下にビスがあるので、外側からネジやビスが見えなくなっています。
比較的古めのドアに取り付けられていることが多いです。
チューブラ錠
円筒錠と同じく、握り玉タイプのドアノブです。ドアノブの丸座にネジがあるので、外側からネジやビスを確認することができます。
鍵は円筒錠と同じで、ラッチボルトを固定してドアを開けさせなくする仕組みです。こちらも比較的古めのドアでよく見られます。
交換するトイレのドアノブを選ぶ方法
トイレのドアノブを交換するにあたり、新しいドアノブを選ばなくてはいけません。基本的に同じメーカー、同じ種類、同じ型番で選ぶと、交換がとても簡単です。
しかし、古くて廃盤になっていることや、種類を変えて使い勝手を良くしたいなどのパターンもあります。
その場合は、既存のドアノブに適合したサイズのものを選べば交換可能です。
トイレのドアノブのサイズの測り方
トイレのドアノブ交換で測る必要のあるサイズは、
- ・ドアの厚さ
・フロントプレートの大きさ
・ビスピッチ
・バックセット
・ビスの位置
・丸座の直径
の6つです。
これらのサイズが一致していれば、違う種類やメーカーのドアノブでも取り付けられます。
サイズを間違えてしまうと交換できません。また、購入したドアノブや費用も無駄になってしまうので、しっかりと計測をした上で購入しましょう。
交換用のトイレのドアノブを購入する場所
トイレのドアノブは、ホームセンターや金物屋、インターネットで購入できます。
計測したドアノブのサイズと適合した製品を探して購入しましょう。ホームセンターなどではパッケージの裏、インターネットでは商品説明のところに適合するサイズがかかれていることが多いです。
トイレのドアノブを交換する時の注意点
交換方法を解説する前に、交換する時の注意点を先にご紹介します。
交換作業中にこれを行ってしまうと、失敗する可能性が高くなるので、押さえておきましょう。
ラッチの向きに注意する
ドアノブを下げなくても、ドアを一定の位置まで持ってくれば自動で閉まりますよね。
あれはラッチが壁に当たりながらうまく引っ込むことで成立しています。そのため、正しい向きでラッチを取り付けることが必要です。
ラッチが斜めになっている方が、ドアの閉まる方向になるように取り付けてください。反対に取り付けてしまうと、扉がうまく閉まらなくなります。
鍵の向きに注意する
室内側にサムターンが、室外側に鍵穴や表示が来るように取り付けてください。鍵の向きを間違えてしまうと施錠する能力のないドアノブになってしまいます。
途中で気が付いて直すのは面倒なので、最初から間違えないように注意して取り付けましょう。
ネジ山を潰さないようにする
ネジを締める時は、ネジ山に適合したサイズのドライバーを使用してください。大きすぎるドライバーを使うとネジ山がつぶれてしまい、ネジが回らなくなってしまいます。
また、あまりに強い力でネジを締めすぎると、ネジを緩めるのが大変で、力を入れすぎることによるネジ山の潰れが起こるかもしれません。緩すぎず、締めすぎないところでネジ締めを終わらせましょう。
交換作業中はドアを閉めない
ドアノブの交換作業中にドアを閉めてしまうと、閉じ込められてしまう可能性があります。特に、ドアノブが外れている場合は注意が必要です。
ドアノブが無いと、ラッチを引っ込める手段がなくなるので、ドアを開けることができなくなります。ドアが閉まらないようにストッパーを噛ませるなどの対策を状態で作業を行いましょう。
もし、閉じ込められてしまった場合はこちらを参考にしてください。
トイレのドアノブを交換する方法
ここからは、実際にドアノブを交換する方法をご紹介します。
種類ごとに紹介するので、あなたの交換したいドアノブのところを見てください。
トイレのドアノブ交換に必要な道具
トイレのドアノブ交換に必要な道具は、
- ・プラスドライバー
・マイナスドライバー
の2つです。
円筒錠を交換する場合は、小さな穴に入るキリなどを使用します。
表示錠(レバーハンドル)の外し方
レバーハンドルタイプの表示錠の外し方です。製品によって若干の違いはありますが、基本は同じなので、同じ流れでやってください。
1ドアノブを外す
内側のドアノブに付いているネジを外します。
ネジを外したら、ドアノブを引っ張って外してください。外側のドアノブも引っ張れば外れます。
2台座のカバーを外す
台座のカバーの下を見ると、小さなくぼみがあります。そこへマイナスドライバーを入れ、てこの原理で外してください。
これを内側・外側両方行います。
3台座を外す
内側にある台座のネジを外し、内外両方の台座を取ります。
4ケースを外す
ドア側面にあるフロントプレートを、ネジを外して取ります。
フロントプレートを取った後、ケースを取り出せば、取り外し作業は終了です。
表示錠(レバーハンドル)の交換方法
レバーハンドルタイプの表示錠を取り付けます。
1ケースを取り付ける
ドア側面にある穴に錠ケースを入れ、フロントプレートと一緒にネジで固定します。
2台座を取り付ける
内側のドアノブを、錠ケースに合わせて取り付けます。
この時、サムターンは縦にした状態で錠ケースに入れてください。
3カバーとドアノブを取り付ける
内外両方の台座にカバーを取り付けます。
その後、ドアノブを取り付けてネジを締めてください。
ドアノブを持ち上げながらネジを締めると、正しい位置で取り付けられます。
これでドアノブの交換作業は完了です。
円筒錠の外し方
円筒錠はビスが見えないので、ドアノブや丸座を外してから交換します。
少し難しく感じるかもしれませんが、自分で交換できるので挑戦してみましょう。
1内側のドアノブを外す
内側のドアノブのくびれている部分を見ると、小さな穴があります。そこへキリを入れながらドアノブを引っ張ると、外れます。
2内側の丸座をマイナスドライバーで外す
内側のドアノブの丸座にくぼみがあります。そこへマイナスドライバーを差し込み、持ち上げると丸座が浮きます。
丸座が浮いたら、手で丸座を回せば外れます。
3外側のドアノブを外す
丸座を外すと台座が出てきますので、台座のネジを外してください。
ネジが外れたら、外側のドアノブを引っ張って外します。
4フロントプレートとラッチを外す
フロントプレートのネジを2本外し、ラッチを取り外したら、円筒錠を外す作業はすべて終了です。
円筒錠の交換方法
新しく円筒錠を取り付ける方法です。
1錠ケースと外側のドアノブを取り付ける
ラッチをドアに入れ、フロントプレートでカバーをします。この時に、ラッチの向きが反対にならないように注意してください。
その後、外側のドアノブを取り付けます。この時、ドアノブとラッチのくぼみが合うように引っかけてください。
2内側のドアノブを取り付ける
外側のドアノブを固定するため、内側に台座を取り付け、ネジを締めます。
その台座に丸座を回しながらしっかりと取り付けてください。
最後に内側のドアノブを取り付ければ完了です。内側のドアノブと丸座に付いているくぼみを合わせるように取り付けてください。
チューブラ錠の外し方
ドアノブの丸座にネジが見えているタイプのチューブラ錠を外します。ネジを外すだけなので非常に簡単です。
1丸座のネジとドアノブを外す
内側のドアノブの丸座にあるネジを外します。ネジが外れたらドアノブを引っ張って外します。外側も同じようにネジとドアノブを外してください。
2フロントプレートと錠ケースを外す
ドアノブが外れたら、フロントプレートのネジを外します。フロントプレートが取れたら、錠ケースを取って、取り外し作業は完了です。
錠ケースは引っ張るか、ドアノブがあった穴から押し出せば外れます。
チューブラ錠の交換方法
チューブラ錠を取り付けます。流れは外した時の反対ですので、簡単です。
1錠ケースとフロントプレートを取り付ける
錠ケースをドア側面に入れ、その上からフロントプレートを取り付けます。ネジを締めて緩みが無ければ大丈夫です。
2ドアノブを取り付けて完成
錠ケースにある穴に合わせるように、外側のドアノブを差し込みます。ネジを締めて固定すれば外側のドアノブは取り付け完了です。
同じように内側のドアノブも取り付けて、正常に動けばドアノブ交換は終了します。
トイレのドアノブ交換が難しければ業者を呼ぼう
サイズ選びやドアノブ交換の作業が難しければ業者に依頼をして交換してもらいましょう。
業者に依頼すれば、煩わしいサイズの計測やドアノブ選びをやってもらえます。また、交換作業も確実に素早く行ってくれます。
業者によっては、取り付けたドアノブに保証が付くので壊れた時などに安心です。
費用としては、ドアノブ本体に10,000円~20,000円ほどプラスされます。
詳しくはこちらを見ていただくと分かりやすいです。
サイズも種類も全く違うドアノブ交換は業者へ
今付いているドアノブをサイズも種類も全く違うものに交換したい場合も業者に依頼した方が良いです。
サイズが違うドアノブを取り付けるには、新たに穴を開ける必要があります。そのためには、工具はもちろん、正確に穴を開ける技術も必要です。
DIYに自信があるなら挑戦してみても良いですが、技術に自信が無い方は、業者に依頼する方が確実なので、おすすめします。
トイレのドアノブ交換も鍵のレスキューまで
トイレのドアノブ交換は比較的簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。
交換が難しい方や失敗してしまった方、違うサイズのドアノブに交換したい方は鍵のレスキューをご利用してみてはいかがでしょうか?
24時間365日営業していますし、作業のご予約も承っております。お気軽にお電話ください。