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- ドアのレバーハンドルを修理方法!ドライバー1本で直せます。
ドアのレバーハンドルの修理・交換方法を写真入りで分かりやすく解説
レバーハンドルとは玄関から部屋の扉、浴槽の扉まで幅広く利用されているドアノブの1種です。
お年寄りや子供など力が弱い方でも扱いやすい反面、取っ手に力が加わりやすいのでネジが緩みやすい特性があります。本コラムではレバーハンドルが故障したときに使える修理・交換の方法を解説します。
修理できるレバーハンドルの典型的な故障
修理できる故障の症状は大きく分けて2つあります。
症状①レバーハンドルの緩み・下がり
レバーハンドルの緩みや下がりは最も多い症状です。中のネジが緩むと取っ手の部分も緩んできたり、取っ手の部分が下がってきたりします。
症状②レバーハンドルの動きが滑らかでない
取っ手を押し下げる動きや、戻ろうとする動きがスムーズでない症状です。中の潤滑油の消耗やゴミの侵入で起こります。
レバーハンドルを交換した方が良いとき
レバーハンドルの故障は修理ではなく、交換対応の方が一般的です。
①レバーハンドルの寿命は10年~15年
ちなみに、扉の寿命が20年程度と言われています。そのため扉自体よりも早くレバーハンドルの寿命を迎えてしまいます。
②レバーハンドルが元に戻らない
レバーハンドルを押し下げることはできるものの、元の位置に戻らない症状です。パーツ交換が必要になります。
③ハンドルを戻してもラッチが戻らない
ラッチ部分の故障が原因です。ラッチの交換が必要になります。閉じ込めの危険性があるので、早急に交換する必要があります。
④部屋のデザインを変えたい
レバーハンドルの寿命に合わせてデザイン変更するのもありです。生産から何年もたっているとメーカーも廃盤にしていることも多いです。
各レバーハンドルメーカーの特徴
カワジュン→写真のレバーハンドルのメーカーもカワジュンです。レバーハンドル業界では有名なメーカーです。製品は比較的シンプルなデザインが多いです。
長沢製作所→大きな台座のレバーハンドルが特徴的です。その他にも閉じ込め防止機能のついたレバーハンドルや、わんにゃんレバーハンドルなど独創的な製品が多いです。
ユニオン→商品のラインナップが本当に豊富です。デザイナーズハウスに使われていそうなシックなデザインが特徴的です。全体的に高級感があります。
レバーハンドルの修理方法-症状別に解説
ここからは修理対応できる2つの症状を①緩みと②動きが悪いに分けて解説します。
症状①緩み・ハンドル下がりはネジを締めなおす
緩み・ハンドル下がりはネジの緩みによる位置ずれが原因です。
①―1緩んでいるネジを特定する
レバーハンドルは複数のパーツから構成されてるので、どのパーツのネジが緩んでいるかを見つける必要があります。例えば、取っ手自体が緩んでいるように見えても、中の台座と呼ばれる部分のネジが緩んでいる場合もあります。
一つずつチェックしていき、緩んでいるネジを見つけます。
①―2実際に分解していく
STEP1 取っ手部分
上から順番に外していきます。まずはレバーハンドルの取っ手部分です。ネジは写真の位置にあります。この時点で緩んでいたら水平に保って締め直してみます。これで症状が直れば作業完了です。ネジの緩みがこの部分でない場合は次のステップに行きます。
STEP2 台座を外す
カバー(丸座)を外し、台座をはずします。緩みの大半はこの台座部分です。ネジは写真の位置にあります。
STEP3 ラッチケースをチェック
STEP1, STEP2でネジの緩みが見つからなかった場合、最後にラッチケースをチェックしします。ネジは写真の位置にあります。レバーハンドルはこれらのパーツで構成されており、この過程で緩みを見つけることが出来ます。
①―3 緩んでいるネジを締める
緩んでいるネジを見つけたら、その都度閉めなおしていきます。ネジの閉め方には少しコツがあります。
1.レバーハンドルのネジを締める場合・・・写真のように水平に持ち上げながらネジを締める必要があります。
2.台座のネジを締める場合・・・パチッというまでネジを締めます。
3.ラッチケースのネジを締める場合・・・木製ドアの場合、ネジ穴が広がりやすいです。注意しながら作業します。。レバーハンドルはこれらのパーツで構成されており、この過程で緩みを見つけることが出来ます。
①―4元に戻す
外した時と逆の手順で組み立てていきます。ラッチケース、台座、レバーハンドルの手順で戻していきます。
症状②動きが悪い場合は清掃給油
パーツ故障していない場合は修理で対応できます。
②―1原因はラッチケースの中
動きが悪くなる原因はラッチケースの中です。ラッチケースを取り出す必要があるので、取っ手から順に外していきます。
②―2ラッチケースを取り出す
まずは取っ手から外します。
次に台座を外します。
最後にラッチケースを取り出します。
②―3清掃給油
ラッチケースの中にバネが入っています。動きが悪くなる原因はここです。まずはパーツクリーナーを使って汚れを取っていきます。次に潤滑剤を吹きかけて、作業完了です。
②―4元に戻す
動きがスムーズになったのを確認できたら、元に戻します。ラッチケース、台座、レバーハンドルの手順で戻していきます。
レバーハンドルの交換方法
①レバーハンドルを交換できるか確認
新しいパーツを購入する前に自分レバーハンドルをドアから外せるか試してみましょう。
②交換用パーツを探す
新しいレバーハンドルを見つけるためには、今使っているドアレバーハンドルの寸法とメーカーを調べます。取り外したレバーハンドルの大きさ、ネジの直径などをメモしていきましょう。メーカー名は大抵、レバーハンドル本体に記載があるので、すぐに分かります。
次にメーカーのホームページを閲覧します。ホームページには大体写真が載っていますので、まずは見た目で検討をつけて、サイズ、ネジの直径を確認しましょう。
レバーハンドルの写真をクリックすると、各パーツの正確な寸法が記載されていることが多いです。
③パーツを自宅に郵送
ホームページから購入すると、1週間程度で自宅に郵送してもらえます。届いたら交換作業です。
④新しいものに付け替える
交換作業は「レバーハンドルの修理方法―①ー2実際に分解していく」の分解・組み立ての手順で出来ます。
外し方は取っ手部分を外し、台座は外し、ラッチケースを外す。組み立て方はラッチケースをつけて、台座をつけて、取っ手部分をつければ問題ありません。
レバーハンドルの修理・交換は鍵のレスキューへ
鍵のレスキューでは、レバーハンドルの修理・交換も対応しています。ドアノブ(握り玉)をレバーハンドルに変更したい方の依頼も、百戦錬磨の認定錠前技師が誠実に作業いたします。ご用命の方は0120-3333-99までお電話ください。